こんにちわ。ドローン事業部ですグラサン

 

今回は自社で製作したトレーニングキットについて紹介しますびっくりマーク

 

通常ドローンのトレーニングと言えば、地面にコーンを置いてその上を飛行させたり、対象となるコーンの頭上まで飛行させたりするのが一般的です。しかし、こういったトレーニングでは技量の維持やモチベーションの維持が難しく、また訓練によって技量が向上しているのか定量的に表すことが出来ないことが課題でしたアセアセ

 

このような課題に対して、米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology、通称:NIST)が小型無人機の性能や操縦者の技能を評価する方法として、Standard Test Methods for Small Unmanned Aircarft Systems(通称:STM for sUAS)を策定しました。

 

概念は以下の通りです。

NIST

 

このようなものがあると、米国の基準に照らして同じ練習キットで練習したいと考えますよね。でもその為に国内に輸入(代理店を介して)する場合だと、非常に高額になります。(以下参考までに取り扱い代理店)

新設 ドローン操縦技能認定試験 NIST sUAV-STM公式受験コース - 株式会社ドローンワークシステム (d-w-s.co.jp)

 

純正キットの見積を取ってみると愛知県内への発送で24万円近く掛かるとのことでした。

自分で作るのが大変!という方には、そういった方法の方がいいかもしれませんね。

 

では、話を戻しまして・・・自社で製作したトレーニングキットについて紹介しますチョキ

 

  • 図面を起こす。
社長にやってもらいました。ありがとうございます!
アルミで製作することを想定し、柱寸が細くなっています。
  • 製作依頼

金属加工の協力企業にアルミで土台の製作依頼。

1週間ほどでモノが完成していました。流石です!しかも軽量。長期運用を想定するなら木材よりもいいですね。

  • バケツの調達

近くのホームセンターを何件かはしごして調達しました。意外とバケツってないんですねタラーバケツの選定方法ですが口がまっすぐだったり開口部があまり広がっていないのは使用に適さないです。訓練難易度が上がります。

  • 組付け

本社事務所にて大きさや重さ、組付け方法などを確認しました。いい感じです。わくわくしてきました。早速使ってみましょう爆  笑


 

 

ここからは実践編です。

 

ドローンパーク名古屋にて機材を持ち込みトレーニングしてきました。いつも利用させていただいております。広くて試験などで利用する際に非常に便利です。

訓練キットの近くを飛行するPhantom4Pro。飛行高度は3~5mほどで試してみたときの風景です。

 

画面内ではこのように見えます。Phantom4Proのようにズーム機能が無いドローンでもしっかりと中を確認することが出来ました。

 

ドローンを飛行させてみて

飛行時に映像撮影することで、ドローンの操縦の癖であったり、苦手な操作方法などが把握できます。また撮影映像から技能レベルを評価することが出来ました。それらの結果から今回のトレーニングキットを用いた訓練は非常に有用であることを確認できましたニヤリ

 

今回製作した訓練キットはアンツエンジニアリングのドローン教育・定期訓練に活用されます。
 

アンツエンジニアリングで使用しているトレーニングキットを購入またはレンタル希望の方は以下のURLから連絡ください。