ようやく冬の西風も落ち着いてきて暖かくなってきましたね。
長袖のワイシャツだと汗ばむくらいで、ハンカチで汗を拭く度に
春の訪れを感じてます。
こんにちわ、ドローン事業部のYです!
つい先日、業務の一環で福島県に出張に行ってきました。
目的は「ロボテスEXPO2021」です。
(屋内展示ブースにて)
ロボットを扱うイベントは今までにも全国で開催されていますが、
このロボテスEXPOは福島ロボットテストフィールドに入居する
企業が出展しています。
色々なブースを見てきたので、少しだけご紹介しましょう!
あれ? この機体どこかで見たことあるような……? と思った方は鋭いですね。機体そのものはYAMAHAのFAZER、農薬散布用の
無人回転翼機です。このFAZERにステーやアタッチメントを増設し、空撮や測量、SARにも対応できるマルチロール機にしているのです。マルチコプターも良いですが、コンベンショナルな機体もカッコイイですね!
ラトビア製のUAV、ペンギンCです。
無人固定翼機で、付属のカタパルトを使って射出することにより
離陸する場所を選ばないすごい子なのです。
ドローンの主流であるマルチコプターは、広域の調査や監視業務には向いていない面もあります。そういったケースで活躍するのが、固定翼ドローンということになります。回転翼と固定翼の互いの弱点を埋め合う辺りは、無人機も有人機も一緒ですね。
固定翼ドローンといえば、最近は飛行艇型の無人機まであります。滑走路や舗装地は災害時に使用できないリスクもありますが、水上から離着陸可能な飛行艇であれば……と考えると、
面白くも頼もしい機体ですね。
これはDJI社の最新機種です。DJI FPVとそのままの名前です。
各サイトでのレビューはYも見ていますが、実機を見るのは初めてです。2秒で140km/hまで加速可能!……操縦してみたくなりますけど、おっかなびっくりになりそうです。
ちなみに、外ではWorld Robot EXPOの旗を曳航したマトリスが
飛んでいました。今ではすっかり少なくなった航空機による宣伝飛行も、ドローンが出てきたことで再興する機運も感じられますね。
滑走路では、風が静穏になったタイミングを見計らって各社のデモフライトが行われていました。
有人機のほとんどはトラクタ型(プロペラが前)ですが、無人機はプッシャー型(プロペラが後ろ向き)、串型(プロペラが前後両方にある)、と現代でもバラエティ豊かです。
加えて柔軟翼(パラグライダーや落下傘に似てますね)を併用したりと、各社の工夫が機体に表れていますね!
耐空性や法律上の壁が存在する有人機と違い、規制があまり及んでいないドローンには各社の「工夫」が特に色濃くでます。
自動車部品の設計開発をメイン事業としてきたアンツの能力を
既製品ドローンの応用分野にも活かせたら、ドローンをもっと
楽しく身近な存在にすることにできるかもしれないですね!
以上、ロボテスEXPO2021のミニレポートでした!