「情報ではなく知識を」 生き残るってそういうこと
ナカシマです（ナカジマではありません）
昨日の記事 の続きです
日本人は今すぐに必要でないことも、
将来のためにと言ってお勉強することが好きですね
不景気だとはいえ、とても豊かな証拠です
東京では、毎日あちらこちらで各種のセミナーが開かれますが、
セミナー講師という職業がやっていけるのも東京ならではのようです
ある関西出身のセミナー講師の方が、
「関西人は人の話を聞いてお金を払うことに抵抗がある」と言われていました（笑）
いろんなセミナーに出て得るものは知識ではありません
本を読んでも同じです それは情報です
「○○さんがこうやって言っていた」というのを信用するかどうかは、
その方がどんな結果を出しているのかが重要ですが、
どんな人から教えてもらっても、それはあくまで情報です
伝えられたことに過ぎないのです
習ったことを持ち帰ってしっかり練習する、大切なことですね
ですが、もう何年もやっているのに自分自身に成長感がないのは、
情報どまりになっている証拠です
経過年数が長ければ長いほど、自分を変えてまで練習しようとすることがなくなります
（もちろん、そうでない人もたくさんいます）
人間が考えつくことはそんなに特異なものはありません
奇才な人はセミナーなんか開かないだろし、
普通の人はそんなセミナーがあったとして、興味を持てるはずがありません
意味が分かんないんじゃないんですかね
ということはどういうことでしょう
セミナーに出て「へ～！」「ホ～！」「ハ～！」ということは、
その人でなくても思いつけたはずなんですよね
「教える」「教えられる」という立場の違いはそこなんですよね
その分野において情報に左右されず、取捨選択して
知識と言えるまで経験を何度も何度もしてきているだけです
情報はあくまで情報です
その出所が定かであったとしても常に上書きされていくものです
ですが、そのときどきでヒントがたくさん詰まっています
それがスクールで言えば授業です
自分自身にその情報がなければ買うしかないです
そして、情報どまりにしないためには経験を積むしかないし、
すぐにできてしまう人がいたなら、
なぜ自分はこれを思いつかなかったんだろうと反省することです
知識は知識そのものが役に立つのではなくて、
情報を知識に変えるまでの、またその知識をお金に変えるまでの、
能力と努力に注目すべきです
生き残るってそういうことじゃないですかね
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