「自分の寂しさの色」って、何色なのでしょうか。
もし、確認したかったら
「自分以外の、ちょっとした暗さのある映画」を観たら、
「自分の寂しさの色」が何色か、少しわかるかもしれません。
ところで、3月末に映画「アナログ」のDVDをGEOのレシートクーポンで借りたら、
4月用の100円クーポンが(レシートと一緒に)出ました。
アナログだけに(^^ゞ笑。紙のクーポン好きです。
目的が純粋に「集客」だからです。
純粋に「○○なだけ」のことは、今時わりと貴重です。
映画も、そんな感じで観たいものです。
…話が色々と逸れました。
「アナログ」は、北野武原作らしいです。
私はエンドロールで、そこに気付いたのですが、「あぁ、そうかも」と、思いました。
話は一度逸れますが、20年前くらいに友達から強制されて(笑)、
「青の炎」を一緒に観たことがあります。
そこで二宮和也を観て「あぁ、暗い人だな」と思って、いいなと思いました。
当時から、凄く良かったです。
(世間的にも知られている話ですが、書きたいことです)
なんと言うか、映画のなかの二宮和也に「透けてみえる暗さ」があるので、
そこに自分の暗さを重ねたくなる感じです。
「アナログ」も、そういう感覚と似た意味で、観やすかったです。
この映画の色んなことが好きです。
ちょっとジブリの「耳をすませば」みたいな、
「そんな美しい話あるだろうか」感もあるのですが、
二宮和也が主演すると「美しい話の違和感」がなくなるのが不思議です。
(そこが、さすがだなと思いました)
というわけで、すごく良い意味で雑念なく観ることができました。
そういう作品が、ここ20年で少ないかもしれません。
イケメン俳優が主演で、「良い話の違和感、その他の違和感が雑念を生む作品」は、
多いと思います。
あれは、仕方ないんでしょうね。
髪型だけでも一般人ぽくならんのだろうか、とか思いながら…
それはそれで、割り切って観るのですが。
(「ふーん(*^^*)」とか思って、少しいじり気味で笑)
「アナログ」は、雑念なく観られました。
映画を観て、頑張って「現実を忘れようと努力」すると、
余計「自分の寂しさの色」が気になってくる…
みたいな現象を起こさずに、自然に観られる映画かもしれません。
(私が、そう思うだけなのかな?)
ゴリ推しはしませんが、自分なりに良かったことをアピールしてみました(*^^*)。
というわけで、「アナログ」のゆる感想でした。
付け加え
単に集客のために配られる「紙クーポン(アナログ)」の話を書きましたが。
これからの時代に、最も貴重なことは
「単に○○だから」なことになるのでは?と思います。
そのくらい、平成からの世の中には
「裏の意図があること」が、増えた気がします。
例えばですが、
ステータスが高いとか、そういうことを貴重だと思って、そこを基準に生きてみたけど、
実際にステータスを手に入れると、見つからなくなるのは
「単に○○なこと」なんてことが起こりそうです。
そのくらい「純粋なこと」が見つかりにくい時代なのかもしれません。
…なんて、映画を観ながら思いました。
平成を生きた人の「ある種の熱狂的な、ステータスへの憧れ」は、
ある種の病なのかもしれません。
次世代の人にとっては、どうでも良いことなのかも。
映画「アナログ」は、平成の「ステータス至上主義」と真逆の世界観だと思います。
そこが、ある意味先進的な発想かもしれませんね。
「アナログ→古い」という発想は、視野が狭いのかもしれません。
というわけで、終わります。