私は福岡市周辺の市出身で、

昔から「政令指定都市に住むのがしんどい」と思うタイプの人間です。

(根っからの「都会には適合しない人間」です(^^ゞ)


そんな私が話す「東京都心について思うこと」なのですが。


私の従兄弟は、生まれたときから「東京のド都心育ち」で、

「宮沢りえが近所に住んでる」と平気で言うような場所に住んでいました。


あのマンションの家賃5ヶ月分があれば、うちの家は1年いけそうなくらいの地価の場所に住んでいる親類がいたので、

(仕事の都合でです。家賃は払っていなかったと思うのですけど。)


「東京都心には、意外と夢がない」と、子供の頃から私は思ってしまいます。


はっきり言って、私にとって従兄弟の家族は

「宇宙人みたいな家族(もちろん私は仲良くもできなかった)」

なのですが。


あの家に時々行かせてもらって、東京のでの生活の話を時々きいて、

案外、従兄弟2人の心の支えが九州だと判明したときに…


私は東京や他の地域の都心に生まれる必要がない人間だったのだな…と、早い時点で気付きました。


地方に住むことに、案外お得感もあることに早期に気付いてしまいました。


今の人はそうでないのかもしれないですが。

都心に憧れ過ぎている人は、全国各地に多い気がします。

(周りをみていて、そう思います)


何か上手く言えないのですが。


多分、多くの人にとって

「東京の都心の地価の高い地域」というのは、憧れなんだろうな…と思うのですが。


単純に言うと、エネルギー的には

「乾いていて、しんどい」のだと思います。

(もちろん、そこに合う人もいると思うのですが)


単純に住むとなると、

気を付けないと、人として心が枯れやすくなる感じなんだな…と感じました。


あと、人の邪気とか羨ましいのエネルギーとかが充満している感じがしました。

あれが、疲れの原因になりそうです。

(都心が合う人は、そうでもないと思いますが。従兄弟は、それに敏感だった気がします)


都心が合わない人は

「普段は家から出ないし、地方の田舎に行くと心が潤う」

と感じる人が、わりと多いのではないか…?と思います。


で、この話は何の話かというと…


「自分が憧れているものが、自分に合っているかどうか、

話は別である」ということです。


誰にでも「色んな種類の幻想」が、常に自分の中にあると思います。


現代人は、その「色んな種類の幻想」に、日々悩まされているような気がします。


ちなみにですが、私には都心に住む従兄弟がいたので、

「東京の都心匂が強すぎる、バラエティー番組」などを、あまり観ていませんでした。

(昔のほうが、そういう番組が多かった気がします)


逆に、ジブリ作品が描く東京は好きです。


私はカルチャーは好きだけど、都心の匂いは好きでないのだと思います。

(憧れの対象でもなかったのだと思います)


その区別は、意外と大事なような気がします。


多分なのですが、アラフォー以上の世代の人は

「色んな幻想を目標として、頑張らされてきた」のだと思います。


東京都心は、その世の中の凝縮型のような気がします。


もっと言うなら、

「自分の理想の異性」が幻想で、その幻想に悩む人も多いと思います。


で、この話は何なのかと言うと…


やっぱり、どこまでいっても

「案外、色んな幻想が空虚であって。自分に合っていることは、身近にある」

のだと思います。


人間関係が難しいことの原因の1つも、そういうことを含むと思うのですが。


何となく答えが見えていても、他人には伝わらないな(^^ゞ…と思いながら生きてきました。


それほどに、幻想は人の心を侵食しやすいものなのかもしれません。


…というわけで、あまり具体的ではなかったかもしれないのですが、

最近思ったことを書きました。


ちょうど時代の変わり目なので、幻想が壊れるきっかけに遭遇する人も増えるのではないでしょうか。

(もちろん、自分も含めての話なのですが(^^ゞ)


…という話でした。



付け加え


ちなみにですが、私のなかでテレビの世界は

「カルチャー」「都心の匂い」「地方の匂い」の混合だと思うのですが、


私は「都心の匂い」成分は苦手かもしれません。


近年、「ブランディング」という言葉が芸能人に使われていますが。


「都心の匂い」成分の強い人には、「乾き」を感じます。


逆に「結構人気があるのに、全く都心の匂いがしない芸能人」は、面白く感じます。


そういう感覚は、私のだけなのかもしれないのですが(^^ゞ。


というわけで、終わります。