NHKで15分×4回で放送された
「青春のリグレット」を観ました。
原作を書いたのが「綿矢りさ」なんですね。
(綿矢りさ作品、好きです)
結婚した女性が、青春時代を振り返る話だったのですが、
とてもわかりやすい話でした。
そして新鮮だったのが、
「主人公が、周りに微妙に嫌われていること」のさじ加減が絶妙でした。
昔は「主人公が微妙に嫌われているドラマ」は少なかったと思うのですが。
2003年放送の
「恋愛偏差値」の(燃え尽きるまで)が、当時としては珍しく、
「絶妙に主人公が周りから嫌われているドラマ」だったのを思い出しました。
ちなみにですが、私は
「主人公が絶妙に周りから嫌われているドラマ」は、
絶妙に良いと思います。
ストレートに言うと、
「良い勉強になる(?)」のです。
2003年のこのドラマを観た当時は、21歳だったので、
「これは、大事な話かもな…(^^ゞ」と思ったことを思い出します。
(なので、いまだに時々観ます)
今回の「青春のリグレット」も、
「実際に友人として近くにいると、言いづらいけども、とても何かが残念な女性」なのです。
何なのかが、パッと見わかりづらいのです。
なので、周りに否定されにくい。
(周りも否定しにくいのです。逆に指摘されやすい人は、嫌われていないと思います)
その微妙さこそが
「恋愛に響く」のです。確実に。
そんな現実が、上手く表現されていると思います。
ところで、ここからは余談なのですが
私は
「微妙にじゃなくて、わりと大きく残念なところがある人」だと思います。(^^ゞ汗
しかしそれは、意外と恋愛などに(そんなに)響かないという不思議があります。
恋愛で失敗する人は
「微妙に嫌われる人」のような気がします。
(もしくは、無意識的に
「あえて微妙に嫌われることをして、周りのリアクションを見たがる人」だとおもいます)
そんなことも思いました。
不思議過ぎるかもしれませんが、そんな現実があると思います。
そういうのは、若い頃気付きにくいですよね(^^ゞ。
こういう「単に主人公が人気者でないドラマ」には、
ある種の技量を感じますし、惹きつけられます。
人それぞれ色々好みはあると思いますが(^^)。
というわけで、ドラマのゆる感想でした。