昨日レンタルで、「もっと超越した所へ」を観ました。
https://demachiza.com/movies/12546
何となく直感で観たくなったのです。
私は昔から
「恋愛って、素晴らしい」と言って、人の心を揺さぶろうとする類の映画とドラマが、
あまり好きではありません。
恋愛でなく、「成功願望の塊」のように感じるのです(^^ゞ。
「人の心を巧みに揺さぶってみます系」の成功願望です。
この映画に関して言うと、
その気配が全くなかったので、良かったです。
むしろ、最後の方の「若干、ふざけてんな感」が好きでした。
感想というよりも、「何というか思うこと」なのですが。
私は現実の恋愛に、片方の人間の
「成功願望」とか
「ロマンス願望」とかを、持ち込み過ぎるのは、どうかと思うのです。
ちなみに、この映画は「ダメ男」の話なのですが。
私には「ダメ男」よりも嫌いな感じがあります。
「女は、誰でもモテるために健気に努力しているものであって、(そういう意識の塊であるべきで)
それ以外の芸当は必要ない」と思っている男が嫌いです。
そういう人間が、私にとっては一番面白くないからです。
(これは、人それぞれだと思います。私が苦手なだけです。)
そんなに一方的な人と付き合いたいと思いますか?
私は思わないのです。
それに比べて、世間で言うところの「ダメ男」は、
まだ面白いと思います。
正直で、弱いだけなのです。
(女だって、そうだろうに)
ダメ男って、そんなに良くないのでしょうか。
そういうのを全否定する人は、
「自分は世間にとって、害ではない。自分はイケてる類に含まれているんだ」と、信じたいだけなのでは?と思います。
…という(私のような)感覚もオッケーなのでは?と思う方には良い映画かもしれません。
ちなみにですが、私は「女々しい男」にも全く偏見はありません。
(むしろ、私にとっては合う類いの人です)
逆に「女って、こういうものでしょ?」というのを、
あの手この手を使って、押し付けてくる人の方が、よっぽど苦手です。
あれって楽しいですか(^^ゞ?単にテレビやドラマの影響なのでは?と思います。
そんな感覚の私からすると、
「恋愛を美化してなない映画って、いいよね」
の一言に尽きます。
何か時代が変わってきていると思います。
一方的に、「人の心を揺さぶって、成功したい匂い満載」
の作品以外のものが、増えているような気がします。
そういう時代の変化が嬉しいです。
というわけで、今回は映画のゆる感想でした。