B737で日本からどれだけ遠くに飛べるのか? | ルスランの食べ歩き日記 Vol.2(2012年~)

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最近、小型機のエンジン性能が良くなって以前は近距離しか飛べなかったシート数が100席台のB737やA320の小型機でも7時間ぐらいの飛行は当たり前になってきました。ETOPSの問題などでまだ太平洋横断ルートなどには進出しにくいものの、それも時間の問題と思われます。

 

先日、羽田に就航したヴァージンオーストラリアもB737-700で5780km離れたオーストラリアのケアンズまで直行便を運航していますし、中国の航空会社はほぼヨーロッパであるジョージアのトビリシまでB737で飛ばしています。また、アラスカ航空はアメリカ西海岸からハワイまで4112km、太平洋をB737で6時間かけて横断しています。

 

これまでに利用した小型機の比較的長距離路線をまとめてました。

 

ニューギニア航空 成田-ポートモレスビー B737-800(158席)

成田からパプアニューギニアの首都まで5,100km6時間50分で飛行しました。B737-800は最大航続距離が5200kmなのでポートモレスビーが運用のギリギリなのでしょうか?

 

B737の狭いギャレーで、こんな立派なホットミールを2種類から選択で出せるのには驚き

(2017年 成田→ポートモレスビー エコノミークラス夕食)

 

B737にシートテレビを実装して日本語プログラムまであるのにはさらに驚き。

ここまでくると大型機と差はありませんね。十分快適です。

 

 

成田-ノヴォシビルスク 4,820km

ロシアのワンワールドメンバーS7航空 A320neo(164席)でシベリアの中央に位置するノヴォシビルスクまで向かい風の往路は7時間40分かかりました。

シートピッチが狭いのは大型機でも変わらないので、小型機だから疲れるということはありません。


 A320neoの最大航続距離は6500kmなので、シベリアの中央に位置するノヴォシビルスクまでは余裕があるけれど、7500kmで飛行時間10時間30分のモスクワまでは無理といったところでしょうか?

 

ギャレーが狭く搭載量に制限があるので機内食は簡単なボックスランチ

2019年、成田から搭載したS7航空のチャイルドミール

 

一方で、こちらのA320neoはシートテレビ無し。離陸前にS7航空アプリをスマホにダウンロードして各自のスマホで機内映画などを楽しむ方式でした。小型機はこちらのタイプが多いですね。

 満席だったせいか、7時間超の飛行が多少窮屈に感じました。



アラスカ航空はアメリカ西海岸からハワイまで6時間をB737-800で太平洋横断 4112km


今後もさらなるエンジンの改良などで日本から北米や欧州にも小型機で行ける日もそう遠くは無い気がします。