アブダビ市内で最初のご飯はUAEでもとってもメジャーなレバノン料理。
当地では地元のべドウィンの料理もあるのですが、アラブ料理の代名詞レバノン料理か、
UAEの人口の50%を占めるインド・パキスタン人が食べる印パキ料理が主流です。
向かった先はレバノンフラワーというお店。ホテルのベルさんはパキスタン系だったので
知らなかったのですが、たまたま当たったタクシーの運転手が出稼ぎ系のアラブ人だった
ので、お店の場所をよく知っているようでした。
このお店はTime Out Abu Dhabiという雑誌に地元の人気店として載っていたのですが、
とってもアバウトな地図だったので、運転手さんが知らなければ絶対辿り着くことができま
せんでした。(アラブ系の運転手に当たってよかった。インド・パキスタン系の運転手は
たぶんお店を知らないだろうな。)
お祈りの時間と重なったので到着までタクシーの中では延々と聖クルアーン(コーラン)の
読誦が流れて厳粛な空気でした。
レバノン料理の中で最もポピュラーなものと言ったら、タブーラとフムスでしょう。
タブーラはイタリアンパセリをトマトやレモンで和えたサラダ。
お味はまさにパセリそのもの。日本人はこんなにパセリを摂取する機会なんて滅多に
無いでしょうね。
ところで、レバノンは隣国イスラエルと紛争を繰り返していますが、
最近は食のバトルも盛んで「タブーラとフムスはレバノン料理!!」と帰属権を訴えて
いるようです。
※タブーラとフムスはレバノン、イスラエル両国で人気料理。
レバノン料理レストランでは着席すると生野菜がどさっと置かれます。
左は中が空洞の薄いレバノンパン「ホブズ」 イスラエルではピタと呼ばれています。
(右)メニューです。
愛嬌のあるウェイター氏は世界のコインを収集しているのだとか。
日本円はすでに持っているとのことなのであげませんでした。
レバノン料理店だから彼は当然レバノン人かと思ったらシリア人でした。
無人だった店内もお店も昼のお祈りの時間が終わって急に賑わってきました。
客層ですが、UAEの人いうよりは、レバノン、ヨルダン、シリア、エジプト等、湾岸諸国以外からの
出稼ぎ労働者がメインのようです。
レバノン料理「レバニーズ フラワー」 アブダビ