
夏が近づくと、こう行ったホラー映画が、
観たくなりますよね!。
目の肥えた”ホラー・ジャンキー”たちを、
震え上がらすには、相当な”仕掛け”と、
”演出”と、”発想”が必須で、作家も大変!。
『火食い鳥を喰う』は、ホラーとも、
SFとも取れて、秀逸な作品でしたね!。
この『口に関するアンケート』も、
怪談らしく無い、タイトルに惹かれて観に行きました。
あらすじ
ある大学生グループが、呪われた木で知られる、
心霊スポットの墓地へ、肝試しに出かけた。
その翌日、グループのひとりが姿を消した。
そして、残された彼らの周囲でも、
不可解な出来事が起き始める。
刑事や雑誌記者は、彼らの証言を基に、
真相を追うのだが、事態は混迷していく・・。
登場人物が、少ないし、
90分と言う、短さが気にならない・・。
何故だ・・。
そもそも、「アンケート」という、
地味な行為の形式で、不気味さと、
ミステリーの核にしているところが、
大きな魅力でした。
原作は、『近畿地方のある場所について』の、
背筋による同名小説を、清水崇監督が映画化。
原作はわずか60ページの短編で、
よくある話かと思って、読み進めると、
読んだ後の不気味さと、後味の悪さから、
内容を人に話し辛くなる不思議な作品。
”中村獅童”が扮する刑事が、ある事件に関わる、
5人の関係者たち、ひとりで一人から、
事情聴取する映像から始まる。
スマホで撮影された様な、
ドキュメンタリー風な再現映像を交え、
ストーリーが進むも、

最初は刑事も、「小遣い稼ぎのネタ程度」の、
よくある失踪事件と、軽く扱っていたのだが、
食い違う証言に、話は意外な展開に・・。
同じ出来事を、目撃しているはずなのに、
語る人間の立場によって、微妙に違ってくる。
証言が積み重なる程「真相」が見えなくなり、
逆に、不気味さが増してくる・・。
彼らは、何を観たのか・・。
罪悪感から、嫉妬から、あるいは復習から、
出来事そのものよりも、「人がどう語るか」。
語るのをためらい、「語らなかった事」に、
隠された恐ろしい真実・・。
「黙っている」方が、安全なのか・・。
心理ゲームの様な、ホラー・・。
そして、その場所は、
本当に「心霊スポット」だったのか・・。
真相は、闇の中・・。
無闇に、そんな妖しい場所で、
肝試しなんかすると、ロクな事にならない・・。







