『007/カジノ・ロワイヤル』や、
『インディージョーンズ』で、悪役を演じた、
マッツ・ミケルセンが、不毛で壮大な、
荒野で繰り広げる、愛の物語。
18世紀・デンマーク。
困窮した退役軍人の、ルドヴィ・ケーレン
(マッツ・ミケルセン)は、
これまで誰も開拓が成功しなかった、
ユトランド半島の不毛の荒野に、
ジャガイモ畑を耕そうと、
荒野の開拓に、彼は名乗りを上げる。
彼の望みは、その功績で貴族になること。
デンマーク政府は、彼の申し出を、
承諾するも、アテにはしていなかった。
だが、厳しい自然環境や、人材不足、資金難、
そして、開拓地を自分の領地と言い張る領主の、
執拗な嫌がらせや妨害で、
彼を領地から追い出そうとし、
計画はなかなか前に進まない・・。
そんな中、彼を支援する神父や、
使用人のアン、家族に見捨てられた、
少女と出会い、開拓と愛を育ててゆくが・・。
18世紀のデンマークを舞台に、開拓に乗り出した、
退役軍人が、自然の脅威と有力者に抗いながら、
人々との出会いを通して心を開いていく、
イダ・ジェッセンの歴史小説を基に、
マッツ・ミケルセン主演で描く歴史劇。
監督は、ニコライ・アーセル、
共演は、アマンダ・コリン、
シモン・ベンネビヤーグら。
マッツ・ミケルセンさんは、
1965年11月22日に、デンマークで生まれました。
ええっ!、60歳!、私の一個下!。
意外と若い。
プロのダンサーとして、活動していたマッツさんは、
1996年に、役者デビュー。
あのスリムでスタイルの良さは、
納得です。
『007/カジノ・ロワイヤル』への出演で、
国際的に注目を浴び、TVシリーズ『ハンニバル』、
『ドクター・ストレンジ』の悪役で、イメージが、
定着した様ですが、本人はいたって穏やかで、
しかも、親日家。
予告編で、流暢な日本語を喋っていました。
元ドイツ軍人役とあって、性格もきっちりして、
これまで他人に思いやりをかけずに生きてきた、
主人公に、家族らしきものを得て、
次第に、思いやりと優しさが灯っていく過程を、
目の演技と、表情だけで表現するマッツさんの、
演技力が素晴らしい!。
ミケルソンさんが、松重豊さんと重なる。
因みに、「タタール」の語源は、
古テュルク語で、「他の人々」と言う意味で、
遊牧民や、国を持たない人々。
また、「悪役といえば、この人!」と指さされる、
ヒールのオーソリティーの相手に選ばれた、
”デ・シンケル”役の、シモン・ベンネビヤーグは、
役作りに困ったと思います。
とにかく執拗にイジメまくり、
端正な顔して、ココまで酷い事するのか?、
って言う憎たらしい位の、悪行三昧。
本作の背景になった、18世紀のデンマークは、
絶対君主制時代の貴、族階級と平民との、
身分格差と民族格差が、凄まじく、
女性の権利も低く、有力貴族の拷問によって、
使用人が命を失う事も、日常茶飯事。
政府も無法地帯で、アメリカ開拓時代よりも、
ヨーロッパは、悲惨な時代。
21世紀になったと言うのに、
今の世の中の風潮は、他人の事を顧みない、
昔の嫌な無法な時代に、戻った様ですね。
数々の障害や、怒涛な困難に耐え、
それを乗り切った姿は清々しく、
その佇まいは、侍の様でした。
因みに、「タルタルソース」は、
タタール人からヒントを得たと言う、
噂も・・。


















