今日から待望の夏休みが、
始まったところも多いかと思います。
キャンプや海水浴、お祭り、花火大会など、
子供達には、楽しいことがいっぱい!。
先日見た、『はじめてのお使い』の、
子供達の冒険に、泣いたり笑ったり。
ウクライナやガザなどで、
同じ年頃のいたいけな子供たちが、
大人たちの理不尽な紛争で、
犠牲になっていることを考えると、
悲しみよりも、怒りを感じます・・。
第二次世界大戦の開戦前に、
多くのユダヤ人難民の子供達を救った、
英国の知られざる英雄の話。
第2次世界大戦直前の1938年。
ニコラス・ウィントンは、
友人からの依頼で、ナチス侵攻が迫る、
プラハに降り立つ。
そこで彼は、ナチスから逃れた、
ユダヤ人難民の子供たちの生活を、
目の当たりにする。
劣悪な環境で、寒いこの冬を、
生き残れない子供達を、プラハから、
英国へ避難させる事を心に誓う。
ところが、英国で里親をつのり、699人の子供達を、
救った頃、ナチスドイツが侵攻し、
第二次世界大戦が開戦する。
ニコラスは、救出しきれなかった、
大勢の子供たちを忘れられず、
49年間、自分を責め続ける。
そんな折、手狭になった自宅を、
整理する為、断捨離していたニコラスは、
救出活動していた頃の資料が詰まった、
スクラップブックの処分に困っていた。
英国の図書館か、新聞社に寄贈しようかと、
決めかねていたところ、BBCから人気TV番組、
「ザッツ・ライフ」放送収録への、
参加依頼がニコラスもとへ届く。
日本でいうと、『11PM』や、
『探偵ナイトスコープ』のような、
低俗バラエティ番組なので、
参加するのを渋っていたニコラス。
意を決して局のスタジオに向かうと、
そこには、思いもよらぬサプライズが・・。
第二次世界大戦開戦直前の時代、
ナチスドイツの侵攻が迫るプラハから、
多くのユダヤ人の子どもたちを救い、
ロンドンに避難させた、
イギリス人を主人公にした、
実話に基づいた作品。
戦闘シーのない、時中を題材にした静かな映画ですが、
『関心教育』でもありましたが、その悲惨さや、
恐ろしさ、感動はじわじわ伝わってきます。
里親や、書類、金銭面や人脈、トラブルなど、
実はを基にしている分、からリアルで、
並大抵の救済活動ではない事がわかり、
この人の苦労が計り知れます。
でも、この人の情熱があったからこそ、
この人だからこそ、救えたんだと思います。
「見てしまったものを、
見ないフリは出来ない」
というニコラスのセリフは、
その衝動の全てだと思います。
日本人の杉原千畝も、立派ですが、
ナチスドイツに狙われながらの、
救出活動は、命がけ。
しかも、「大勢の子供たちを救えなかった」
と49年間も、自分を責め続けた。
そして、感動的なラスト!。
この人のお母さんが、とても寛大でヤリ手!。
「自分が正しいと思った事をやれ」
という母の存在は偉大!。
そして、子供たちが可愛い!。
ユダヤ人という理由で、
約600万人の人々が殺され、
その内、未来を奪われた子供達は、
約150万人という事実を知って、
いたたまれなくなる・・。
しかも、その悲劇は、今現在も続いている・・。