日本人はホント、ミステリーや、

 ホラーが大好き!。

 

ましてや、シャマラン監督の新作となれば、

 

 「絶対騙されまいぞ!」と、

   身構えて観に来ます。

 

毎回、シャマラン監督の、

 シャレにならん”着地点”に、

  様々な批判の多い中、

 

 こう言った良い意味で、観客を裏切る話題作を、

  作ってくれることに感謝!。

 

 

そんな、最強シャマラン親子が、

 タッグを組んだホラー!。

 

 

過去に起こった事故で、心に闇を持つ、

 28歳の孤独なアーティスト・ミナ

 (ダコタ・ファニング)は、

 

 ある日、贈り物を届けに

  指定された、地図にない森に迷いこむ。

 

森には、謎のサインが置かれ、

 やがて日が沈みかけ、周囲に不気味な、

  何者かの鳴き声が響く。

 

 

身の危険を感じた彼女は、

 森の奥へと走る人影を追って、

  人工物らしい小屋へ避難する。

 

彼女が避難した小屋には、

 見知らぬ3人の先客がいた。

 

小屋には電気が通っていて、

 部屋の全面はガラス張りになっていて、

  夜は鏡のようになり、外の様子は見えない。

 

 

その小屋には、毎晩得体のしれない、

 何者かが訪れ、監視され、

 

 彼らのルールに従っていれば、

  危害を加える事はないと言う。

 

 

ガラス貼りの部屋に、閉じ込められ、

 “謎の何者か”に毎晩監視される、

  恐怖を描く・・。

 

 

A・M・シャインの小説を基に、

ダコタ・ファニング主演で映画化したホラー。

 

製作は、『シックス・センス』や、

 『オールド』などで知られる、

   M・M・ナイト・シャマラン。

 

娘のイシャナ・ナイト・シャマランが、

 自らの脚本で、長編初監督を務める。

 

 

不気味なテルミンによる、

 サン・サーンスの”瀕死の白鳥”が、

  不可解な現象の恐怖をなぞる。

 

いや〜、『ビレッジ』みたいな、

 ヤバイ宗教団体の話か、

 

 

 『CABIN』や『オールド』みたいな、

  マッドサイエンティストが、

   絡んでいるのかな?、

 

 と思ってましたら、う〜ん・・。

 

これは、意外な展開でした・・。

 

『ゲゲゲの鬼太郎』、みたい・・。

 

日本でも、”神隠し”みたいな事は、

 今でもあるし・・。

 

コロナ渦で、得体のしれない感染症で、

 外出や人と触れ合う事を極力制限され、

  娯楽や情報が遮断せれた世の中の恐怖を、

   織り込んだようなストーリーでもあり、

 

 AIによる、音声や画像まで捏造できる、

  フェイクニュースによって、

 

 真実が歪められる危険な時代に、

  警鐘を鳴らすような、重いテーマにも、

   受け止められます。

 

昼と夜とでは、様相が逆転し、

 時間が迫るなか逃げ道がないという、

  スリリングなタイムリミットの要素。

 

永遠にここから出られない、

 閉鎖的な環境下の中、

  段々と精神が追い詰められ、

   壊れて行く恐怖。

 

 

冒頭で、ダコタ・ファニング演じる、

 ミナが、本来の自分と違う偽りの、

  架空の姿になって嬉々とするシーンも、

   後半になって意味がわかります。

 

『宇宙戦争』や、『アイアムサム』など、

 天才子役と、飛ぶ取り落とす程売れていたのに、

  役者は、ホント大変。

 

歌手もそうですが、譜面通りに歌うんじゃなくて、

 声を置いてくように歌わないとダメですね。

 

役者も自我を殺して、自然体で演じてないと、

 わざとらしくて嘘っぽくなる。

 

女性ならではの、ファンタジーとホラーの融合と、

 この不安な世の中で生活する、女性たちの強さを、

  ミステリアスに演出しています。

 

 

コロナも捏造も怖いけど、

 「ワクチンは打ちたくない」とか、

  必要以上に恐れず、”正しく恐れ”

 

 噂やフェイクニュースに惑わされず、

  普段からしっかりとした判断力や、

   洞察力を身につける事が大事。

 

情報はお金がかかるし、自分の頭で考え、

 努力して得た知識や情報は、

  身につくし、忘れない。

 

スマホとか、SNSとか、タダで手に入る情報は、

 まずは疑う事。

 

恐怖は、人の精神を壊す!。