私は映画が好きで、週末は良く、

 ひとりで映画館に行ってます。

 

皆さんは、映画を見る際、

 どの席に座りますか?。

 

 

昔は、入れ替え制ではなかったので、

 何回でも映画が楽しめて、自由に、

  席も移動できました。

 

私はといえば、あることを境に、

 一番前の席で、観るようになりました。

 

それまでは、真ん中の列の、

 通路側で観ていましたが、

  

 オバチャン集団が、私の前の席に座って、

  映画が始まっても、ガヤガヤ喋ったり、

   ドリンクのクラッシュアイスを、

    ガシャガシャとシェイク・・。

 

うるさくて、映画に集中できませんでした。

 

同じお金払って観に来ているのに、

 マナー悪い、(お金返して!)。

 

でも、怪我の功名で、観辛いと思ってた最前列は、

 慣れると、意外に観易く快適でした。

 

スクリーンが目の前で、遮るものがなく、

 視界の80パーセントがスクリーン。

 

音響も大迫力だし、開放感は最高!。

 

両サイドの肘掛け使い放題で、

 荷物置けるし、足投げ出せて、

  非常時の際は、スグ逃げ出せる!。

 

しかも、映画館によっては、

 最前列を選ぶと、割引のあるところも。

 

良い事尽くめ!。

 

 

 

 

ところが最近、私同様、そのメリットに、

 気づいた人が、ポツポツと座るようになり、

  今まで貸し切り状態だった最前列に座り、

   

 しかも、ガラガラの館内なのに、

  わざわざ隣に座る人が・・。

 

いわゆる、最近話題になっている、

 「トナラー」と言う人が・・。

 

いえ、いいンですけどね、

 その人の自由だから・・。

 

しかも、周囲が空いている状態にも関わらず、

 敢えて隣に来る、観客は、たった二人なのに・・・。

 

気まずいし、映画がつまらないと、

 隣でイビキかいて寝ちゃうし、

  映画に集中できない・・。

 

あと、スポーツ・ジムとか、サウナ、

 スーパー銭湯などのロッカーも、

 

 着替えるとき、広々と使いたいので、

  わざわざ、比較的空いてる所を選んでも、

   帰るときは、両隣も後ろにも、利用客が・・。

 

それ以外でも、最近では、

 電車やバス、飲食店の席や、

  空いている広い駐車場で隣に、

   停めてくる人なども含めて、

    「トナラー」と呼ばれます。

 

 

なおクルマを隣に停める行為は、

 「トナリング」と言うそうです。

 

トナラーの存在を不快に思う人は、

 結構多く、特に若い世代のSNSで、

  問題視されています。

 

「トナラー」を不快に思うのは、

 多くの人に「パーソナルスペース」という、

  他人に入られたくない領域(距離)が、

   存在するからです。

 

「ATフィールド」ですかね?(笑。

 

 

この現象は、以前からもありましたが、

 長かったコロナが、ようやく収まり、

 「ソーシャル・ディスタンス」が明け、

   顕著になったンですかね?。

 

 

 

今まで人と接触する行為が、感染につながり、

 命に関わる危険性から解放された反動で、

 

 実は約10人に1人は、

  パーソナル・スペースの概念が、

   希薄であると言われています。

 

 

こうした人は、人が自分の近くに座る行為を、

 不快には思わず、人の隣に座っても気にせず、

  逆に、人の隣に座らないと落ち着かない・・。

 

こうした人が、トナラーは多いと考えられます。

 

精神的に、安心したい心理なんでしょうか。

 

ところが、駐車場のトナラーには、意図的に、

 「あえて他人の隣に駐車する」

   という言い分も・・。

 

そのひとつは 、駐車位置にこだわりがあって、

 隣に先客のクルマがあろうとなかろうと、

 

 「いつも停めている場所だから」

 

 「長島の『3番』、

   王さんの『1番』など(古い!)

    マイ・フェバリットの、

     縁起のいい番号に、停めたい」

 

  「広すぎる駐車場で、迷子にならないように、

   目立つクルマの隣に停めて、

    位置がすぐ分かるように」

 

 「監視カメラのベストな位置に停めて、

   車上荒らしや、事故を防止するため」

 

 また、駐車が苦手な人は、バック駐車の場合、

  白線だけでは距離感を掴みにくく、

   敢えて隣にクルマがいる位置を選んで

    駐車すると言うパターンも。

 

 

 

理由は、わからないでもないですが、

 近くの停めすぎて、ドアパンチで、

  愛車にキズが着く場合もあり、

 

 だかえ、敢えてスライド・ドアの、

  ワゴン車の隣に停める人もいて、

   両サイドに停められたワゴン車は、

    いい迷惑・・。

 

 

駐車に限らず、殆どのトナラーには、

 悪意はありません。

 

若者に限らず、歳を重ねるとセッカチになり

 スーパのレジ待ちでも、少しでも列を詰め、

  前の人の後ろに、ピッタリついたり。

 

 

 日本人は、ホント、狭いところが好き!。

 

 

悪気はない事なので、温かい気持ちで、

 許してやってください・・。