今年86歳になる、うちの母親、

 テレビで見たいドラマが、何もやっていないと、

  仕方なく見ていたのが、

 

 『マッドマックス・怒りのデス・ロード』(笑。

 

 

幾ら何でも、80過ぎのおばあさんが、

 寝る前に観る映画ぢゃない!。

 

見かねて、『お帰り寅さん』のDVDを、

 そっと渡しました・・(笑。

 

 

前作、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に、

 登場した、孤高の女戦士フュユオサの、

  若き日々を描いた、アクション大作。

 

 

世界崩壊から45年後。

 

ディメンタス将軍率いるバイカーに、

 故郷・緑の地から攫われた、

  幼きフュリオサは、

 

 故郷へ帰るため、復讐のため、

  数々の試練を乗り越え、

  

 宿敵ディメンタス将軍に、

  立ち向かうべく、修羅の道を進む。

 

 

監督は、『マッドマックス』シリーズ、

 全作品を手がけた、巨匠ジョージ・ミラー。

 

『猿の惑星』が、人類滅亡後のSF作品なら、

 『マッドマックス』も、立派なSF作品。

 

両作とも、人類の文明世界が崩壊して、

 無法地帯となった、デストピアの世界で、

  覇権という牌を奪い合う、未曾有の、

   バトル・アクション。

 

今現在の世の中を見ていると、

 どうしても未来は、夢もチボーもない、

  絶望的な話にナッチャウんですね・・。

 

 

今回はマックスではなく、

 女兵士・警護隊長のフュリオサ。

 

前作で、シャーリーズ・セロンが演じた、

 タフで聡明で、存在感に溢れるフュリオサが、

  

幼少期に誘拐され、マックスと出会うまでの、

 18年の間に、どんな人生を歩んできたのかを描く。

 

 

幼少期を演じた、子役の、

 アリーラ・ブラウンといい、

 

成長したアニャ・テイラー=ジョイの、

 復讐に燃える眼力が、

 

 

『アリータ・バトルエンジェル』の、

  アリータを彷彿として凄くいい!。

 

 

攫われて、故郷の場所をひたすらに隠し、

 母親を殺害した、憎っくき暴君、

  ディメンタス将軍

   (クリス・ヘムズワース)の、

 

   

 復讐のため、生き残るために、

  修羅場をくぐり抜け、成長する姿に、

   観客は引き込まれ、熱く応援したくなる。

 

 

荒廃した絶望的な荒野、

 希望のない、奪い合うだけの、

  不毛な世界でくり広がる、

  

 壮絶で血みどろの覇権争いの中、

  最後まで、希望を捨てなかったのは、

   彼女だけ。

 

 

前作も凄かったンですが、シリーズの魅力でもある、

 笑っちゃうようなクレイジーな、カスタムカーや、

  バイクによる、バトル・アクション、

   畳み掛けるカーチェイスも、前作を上回り、

    見せ場たっぷりで、大興奮。

 

 

”サンダーバード”みたいに、

 ゴリゴリに武装した、モンスター・タンクローリー。

 

 

これを改良したのが、『怒りのデス・ロード』のタンクローリーなのね!。

 

 

ミラー監督、オン年79歳!。

 

 もう、やりたい放題!。

 

  どこまでエレクトするンだ!。

 

 

 

クリス・ヘムズワースも凄い!。

 

”アクアマン”に似た風貌で、

 これほど残忍で、強欲で、

  傲慢な悪役でありながら、

 

 フュリオサに対する、

  愛と憎しみに揺れながら、

   どこか憎めない。

 

 

しかし、イモータン・ジョーは、”砦”を絶対的な権力と、

 恐怖で支配するも、忠誠心と勇気を見せる者には、

  希望と役割を与え、秩序を整えるのに対し、

 

 

 

 ディメンタスは、”ガンダルフ”に似た、

  賢者など、役に立つ者たけを脇に置き、

   深い策も持たず、自分勝手に行動する。

 

 

だから、組織は分断し、

 クズしか付いて来こない・・。

 

どこかの独裁者みたいだ。

 

 

荒廃したデストピアで繰り広げられる、

 バカな男達の支配派遣争いを、

  彼女の目線で見る。

 

やはり、女性の目線は、

 平和的に、未来を見ている。

 

都知事選も、女性候補が、

 鍵を握る時代。

 

田中真紀子が、出馬しないかな?(笑。

 

 

 

真のリーダーの強き心は、困難を乗り越え、

 聡明な眼差しは、希望を創り連帯を築く。

 

自分を信じる、ブレない信念は、

 後世に受け継がれる。

 

 

残酷なバイオレンス・シーンも、多々ありますが、

 怒涛のアクションの波間に垣間見る、

  ヒューマン・ドラマにホロリとさせ、

 

 激アツ・カーアクションに、

  ひたすらエキサイト!。

 

 

まだ今年、上半期だと言うのに、

 ダン凸に面白い!。

 

 もう2024年のNo. 1は、コレだ!。