人類滅亡、世界の終わりに向けて、

 カウントダウンが始まった前章からの、

  待望の後章がスタート!。

 

 

入試を終え、門出と凰蘭は、

 亜衣や凛と同じ大学に入学する。

 

前章後半で現れた、重要なキャラクター、

 ”竹本ふたば”、”田井沼マコト”と、

   出会った彼女たちは、

 

 

 大学の尾城先輩が会、長を務める、

  ”オカルト研究会”にも入り

   賑やかなキャンパスライフを始める。

 

 

そんな、楽しげな彼女らとは裏腹に、

 東京では、徘徊する宇宙人の目撃が相次ぎ、

  

 不気味な集団によって、”駆除”という名の、

  不穏な惨殺が行われていた・・。

 

 

ポップで可愛い絵柄の、

 人気コミックの映画化なのに、

 

 前章以上に、PG12指定の、

  リアルで残酷なシーンと、

   目を背けるジェノサイドが展開し、

 

 

 前章で度々、門出たちの前に顔を出していた、

  謎の少年が、後賞では、

 

 ドップリ彼女たちと接触し、

  ”おんたん”や、”田井沼マコト”と、

   対話を重ねる事によって、人間性が増し、

 

 

  門出とおんたんとの過去に、

   何があったのか突き止め、

    驚くべき真実を紐解く・・。

 

傍観者だった大葉くんの心に、

 変化が訪れる。

 

 

事故で亡くなった門出たちの友人、

 栗原キホの元彼氏、小比類巻健一との、

    ぶつかり合いでは、

 

 人間らしく、感情をあらわにする大葉くん。

 

 

 

日常的に、見上げると常に頭上にある、

 「侵略者」の母艦の脅威に麻痺した人々にも、

 

 ネットのデマや、突発的な事故、

  不穏な動きを見せる政府に、

   焦燥感を募らせた若者たちが、

    身勝手な行動に出る。

 

侵略者保護団体「SHIP」の政治運動と、

 「侵略者狩り」を、正しい行動と信じる、

   過激派グループとの壮絶な対立。

 

 

先行きが不安な、今の日本社会が抱える諸問題。

 

若者の経済不安、年金問題、就職難、

 政治家が作った巨額な借金。

 

東日本大震災による、原発事故後の、

 日本政府の対応の悪さに発生した問題を、

  若い世代に押し付け、のうのうとしている。

 

 

劇中で、田井沼マコトくんが、言っていた、

 

「悪いと思うんなら、こっちの世界で、

  責任取るのが筋なんじゃねーの?」

   と、言うセリフが心にしみる!。

 

『猿の惑星』でもありましたが、

  最初に住んでいたのに、

   「侵略者」は、どっちだ!。

 

ロシアとウクライナ。

 

イスラエルと、ガザ。

 

 

理不尽な理由で、身勝手な主張で、

 そんな事実はなかった様に、

  都合よく事実を捻じ曲げ、

   多くの悲劇が生まれていく。

 

過去しでかした事は、やり直しは効かない。

 

賢明に責任を受け入れ、

 今の問題を清算し、

  未来の世代に傷を残すな!。

 

それにしても、おんたん、

 よく頑張ったね!。

 

 

切ない・・!。

 

門出とおんたんた達が、愛おしい!。

 

 

声を当てたYOASOBIの幾多りらちゃん、

 あのちゃん、素晴らしい!。

 

「てやんでい!」、「このやろう!」

  可愛くて最高でした!。

 

 

仲間も色々問題を抱えて、おんたんのお兄さんも、

 引きこもった理由もあったんでしょうが、

  妹思いの、いいアンちゃん!。

 

あえて、あの様な終わり方にした、

 ラストが印象的でした・・。

 

 

単なるSFアニメの域を超え、やり直せない、

 愛おしい青春の切ない成長の瞬間。

 

 

これはもう、永久保全版の作品です!。