『スラムダンク』、『ハイキュー』など、
最近、スポーツ漫画が大人気1。
昭和の頃の『巨人の星』に代表されるような、
いわゆる ”スポ根”モノとは一線を引いた、
スタイリッシュでオシャレ、汗臭くない、
イケメンぞろいとくれば、
ヒットするのも納得!。
2022年に、TVアニメが放送された、
人気サッカー漫画、『ブルーロック』シリーズの、
天才ストライカー・凪誠士郎の視点で描く、
『…-EPISODE 凪-』を基に、
ファン待望の、初の映画化!。
「めんどくさい」が口癖の高校2年生、
凪誠士郎は、無気力に高校生活を送っていた。
そんな凪を、W杯日本代表を夢見る同級生、
御影玲王に、並外れた才能を見出され、
自身のサッカーチームに誘われ、
凪はそこでセンスを発揮する。
ある日、ブルーロックプロジェクトから、
招待状を受け取った凪たちは、
全国から集められた、
「ブルーロック(青い監獄)」で、
ストライカーの猛者達に出会う。
コミックス累計発行部数、3000万部突破した、
講談社「週刊少年マガジン」連載の、
人気サッカー漫画『ブルーロック』の概要は、
無名の高校生FW・潔世一を主人公に、
“ブルーロック”に集められた、
300人の高校生たちが、
世界一のストライカーの頂点を目指し、
己のサッカー生命をかけて挑む、
デスゲームを戦い抜く姿を描く。
本作では、凪と玲王の出会いから、
天才凪の視点で見たブルーロックでの、
猛者達の戦い描く。
無気力で、何事にも一生懸命に、
取り組んだ事の無かった凪が、
潔のチームとの対戦を通し、
試合でスキルが成長する潔達の姿や、
どんな事があっても、最後まで諦めない、
鋼の闘志に、サッカーの奥深さを感じ、
玲王や周りのみんなと出会わなければ、
辿り着けなかったゾーンの世界に触れて、
本気で頂点を目指すようになる。
いや〜面白いのなんの!。
原作は、既に知っていましたが、
TVアニメを観て、
「コレは、絶対劇場版になる!」
と確信して、コミックも一切読まないで、
取っておいた作品です。
原作読んでたら、凪の方に、
感情移入できなかっただろうと思います。
映像も、ゾーンに入る演出も斬新で、
美しく迫力あって、スポ根にありがちな、
汗臭い根性論や、集団の為に戦うとか、
一切出て来ない、新しい作風。
とにかくエゴ。
野球でも、バスケでも、
上手い精鋭がひしめき合っても、
サッカーは、次元が違いますからね。
一昔前の、オランダ代表のように、
”ベロン”選手が、ロングパスを上げて、
”オルテガ”選手が、
ドリブルで前線に持って行き、
ストライカーの、”バティストゥータ”選手が、
シュートを決め、たった3人で試合を決めちゃう。
ブラジルの”ロマーリオ”、
イタリアの”ロベルト・バッジオ”など、
天才的な、超絶技能を持ったストライカーは、
角度のない位置から、ゴールを決めたり、
神掛かっていますね。
”マラドーナ”なんか、審判も騙す、
”神の手”でゴールを決めちゃって、
マラドーナって、陰陽師だったの?(笑。
野球でもカープの”前田智徳”や、
ヤクルトの”石井一久”と言った、
スキルは凄くても、天才ゆえに、
性格が少し変わっている人もいますよね。
怪物並みのスキルの天才凪と、
司令塔・玲王のツートップに、
手も足も出なかった、凡人の潔が、
凪のやる気のないプレーや、
「何でコンナ簡単なことが、
君たち出来ないの?」という、
凪の発言にキレて、
突然、才能が覚醒する!。
楽勝な相手だと思って、
手を抜いて流していた凪も、
目の色変えて攻めてくる潔たちに、
何かモヤモヤしたものをを感じ、
死闘を通して、相手のスキルを認め、
競い合う事で、自信も成長し、
さらにステージを超えていく。
劇中でも、凪や千切、潔たちの、
あっちの世界に行っちゃてる覚醒シーンと、
その猛者達をものともしない、
超天才の”糸師凛”が蹴散らすシーン。
なんか、『三国志』の呂布みたいで、
痺れる!。
音楽もいいし、
サッカーをあまり知らない人でも、
90分間、充分引き込まれる内容だし、
とにかくイケメンだらけで
出会いと別れが切なくて、
恋愛映画のようでした・・・。
タダモンぢゃない面白さ!。
この先、もっと面白くなりそう!。
続編を待つ!。