家の間取りに纏わる、奇妙な話といえば、
ある夫婦が、かねてより夢であった、
一軒家を購入した。
中古物件ではあったが、
ほとんど新築同然で、
しかも破格値であったため、
一も二もなく手に入れた。
ところが引っ越しtある日、
廊下の床に落ちている、
赤いクレヨンを見つける。
夫婦には子供はなく、
家に誰かが入って来た形跡もない。
その時は気に留めなかったが、
同様の怪異が次々と起こるに至り、
夫婦はこの家について調べ始める。
その結果、この家には、間取りからすると、
もうひとつ部屋があってしかるべき、
空間があることが判明する。
意を決した夫婦は、その、
「隠された空間」周辺の壁紙を剥がした。
するとそこには、釘打ちされた扉があった。
恐る恐るその扉を開けると、何も無い部屋が。
しかし、その部屋の壁一面は、
「おかあさん ごめんなさい だして」
というような赤い文字で埋め尽くされていた・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実はこの怪談、”ラジオの王者”、
タレントの伊集院光さんが、
創作した怪談で、あまりの怖さから、
一般のリスナーか、テレビの視聴者が、
ネットで投稿し、実話怪談として広まってしまい、
製作者の伊集院さん自身も、耳にすることに・・。
『事故物件』という、
実話系ホラー映画もヒットし、
不動産ミステリーという、
分野の動画製作者・雨穴氏による、
YouTubeに投稿した『変な家』を、
石川淳一監督が映画化した本作品。
あらすじ
オカルトを専門とする、
動画制作者の雨宮(間宮祥太朗)は、
ある日マネージャーから、
引越し予定先の間取りについて相談される。
そこで雨宮は、ミステリーオタクの建築士、
栗原(佐藤二朗)に、間取り図の、
不可解な点について、アドバイスを求めた。
栗原は、建築士ならではの見立てで、
間取りの異様さに気づき、
浮かび上がる違和感から、
とある恐ろしい仮説を導きだす・・。
なんら変哲も無い、普通の住宅街に蠢く、
表に出せない、おぞましい日常の闇が深い・・。
ネットという、現代の窓から暴く、
他人の生活の歴史を、
新聞など、不動産のチラシに見る、
おなじみの中古物件の家の間取り図から、
建てた人の意図を推理し、
ある事件が浮かび上がる、
という、ありえそうな話の発想が斬新で、
オタク心を刺激しますね。
「マジモンじゃね〜かよ!」
って言うから、心霊ものかと思いきや・・。
でも、この「隠された部屋」という家は、
実在するようで、解体業者の間では、
結構あるそうです・・。
昔は、中絶の技術が確立されてなかったり、
近親相姦や、望まれて産まれなかった、
ケースも多く、座敷牢や、隠し部屋など、
旧家には未だにあるそうです。
おっと!、これはネタバレになる?。
でも、このキャストが素晴らしい!。
間宮祥太朗さんの雨宮が、ビビリなのに、
ミステリーの関しては、グイグイ行くし、
臆病なのに大胆なことをする。
家宅侵入は、犯罪ですよ!(笑。
建築士・栗原役の佐藤二朗さんも、
「もうこの人しかいない」というくらいの、
ケチで頭の切れる、変人ぶりが光っていて、
いい味出してる!。
この二人、いいコンビ!。
シリーズ化してほしい!。













