この映画は、いろんな意味で、
インパゥとがあり、面白かったし、
突き抜けた冒険に満ちた、
実験的な表現に、度肝を抜かれました!。
ファンタジーというか、
SFというか、ホラーというか、
楳図かずおの、恐怖漫画『洗礼』のような、
悍ましさと、
弓月光の 『ナオミあ・ら・かると』のような、
コミカルなお色気と、深い話を併せ持ったような、
人によっては、評価の分かれる作品。
ある事情があって、自ら命を絶った、
不幸な若き美人女性ベラ(エマ・ストーン)。
しかも、彼女は子供を宿していた。
が、天才外科医、ゴッドウィン・バクスター
(ウィレム・デフォー)の、神をも恐れる、
悍ましい施術で、彼女は、奇跡的に蘇生する。
なんと、胎児の脳を、
彼女の肉体に移植された”ベラ”?は、
新生児の頭脳と、魅惑的な成人女性の体で、
貧欲に世界を見ようと、本能のまま、
自由奔放に行動する。
科学者のとしての探究心に火がついた、
バクスターが、助手のマックス(ラミー・ユセフ)に、
ベラの生活や、食べた物、行動の一部始終を、
細かく記録させた。
そのうち、ベラも彼に興味を持ち、
彼もベラに惹かれていく。
そんな二人を、バクスターは、
婚約させようと、手続きを取るため、
放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)を呼んだ。
急速に知識を吸収し、
性的好奇心に目覚めたベラは、
プレイボーイのダンカンに唆され、
世界を自分の目で見たいという、
欲望に駆られたベラは、
ダンカンに誘われて駆け落ちする。
大陸を横断し、世界に解き放されたベラは、
強い好奇心い導かれ、世界を貧欲に吸収する。
そこで出会う人々や、出来事に触れ、
貧欲に知識と知性と、無邪気に性を求め、
社会の矛盾、ジェンダーの問題や、偏見など、
今、世界が世の中が抱える様々な問題を、
タブーな映像を取り外し、笑い飛ばし、
考えせさせられる、斬新な映画!。
グローバル社会、AIの技術の導入など、
世の中が進んでいるのに、男性優先の社会、
セクハラ、パワハラなど、女性が自由に行動できない、
時代と逆行している、生き辛い社会。
教育とは、何だろう?。
知りたい疑問に対し、
「ダメなものは、ダメ!」 タブーの嵐。
自由とは名ばかりの、子供の頃から刷り込まれる、
社会の仕組みが、男女の格差を生み出している。
リアル『バービー』は、マーゴット・ロビーよりも、
この人じゃないの?、というくらいの美貌の、
『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。
言わば、改造人間という、難しい役を大胆に熟し、
『メトロポリス』の”マリア”みたいな、美貌と、
抜群のスタイルを、堪能しました!。
そういえば、『スパイダーマン』つながりの、
ウィレム・デフォーとの共演。
当時も、ムッチャ可愛かった!。
『ハルク』のラファロさん。
結構踊れるンですね、いい味出してた!。
映像も美しく笑えて、今までの常識や、
タブーを大胆に取り払い、心地いいほど、
一切の迷いのない、素敵な映画でした!。