お正月と言えば「駅伝」。
駅伝とは、もともと、中国で生まれた、
「飛脚」のような通信伝達制度でした。
もっとも、中国のような広大な大陸では、
「狼煙」のような通信システムがつかわれていましたが、
(映画『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな)
山岳部や、地方の入り組んだ地形のエリアでは、
首都から全国にはりめぐらせた道路に馬を駆って、
一定の区間ごとに宿泊施設を設け、
そこを中継所として、
重要な伝文を伝えていました。
馬を軒先に止めることから「駅」と呼ばれ、
この「駅」どうしの区間を繋ぐかたちで、
伝達される情報通信システムの事を、
「駅伝制」と言われました。
中国だけでなく、古代ローマにもあった、
この「駅伝制」が、日本へも伝わり、
飛脚制度へとなりました。
その後「駅伝」は、長距離リレー競技に形を変え、
近年では「Ekiden」として、
日本発の国際的な競技として、
世界にも広く知られるようになりました。
ところで、テレビで駅伝中継を見ていますと、
必ず思うコトがあります。
駅伝選手の前には、先導する白バイと、
テレビの中継車が走っていますが、
必死で走る選手たちには、
排気ガスで息苦しくなったり、
競技に影響しないかと気になります。
テレビでは至近距離に見えても実際には、
先導するバイクと選手の距離は、
30メートルぐらい離れて走っているので、
(中継車は50メートル離れています)
排気ガスの影響は、殆どナイそうです。
それでも今後の駅伝では、
もっと環境に気を使った電気自動車か、
「アシモ君」に先導してもらいたいですネ!(笑)
それと、昔の駅伝には、年齢制限がなかったようで、
過去に35歳で出場した選手がいたそうです!。