最近、政治家の汚職や、

 政府関係者の不正が、やたらと多く、

  世の中が世知辛くなったせいか、

 

『孤狼の血』、『バイオレンス・アクション』など、

 ダーティーな、邦画の犯罪映画が多くなりましたね。

 

みなさん、鬱憤が溜まっているンでしょうか?。

 

『ドライブ・マイ・カー』で、

 世界的な賞を受賞した、

  西島秀俊主演の、クライムエンタテインメント!。

 

 

『グッバイ・クルエル・ワールド』

 

ある日、お互いの素性を知らない同士の、

 謎の強盗団が、

 ヤクザの資金洗浄に利用している、

  

 ラブホテルの現場から、

  大金の強奪に成功する。

 

 

大金をせしめた彼らは、

 それぞれ身を隠し、

  日常生活に戻っていったが、

 

面子を潰された、ヤクザの執拗な追跡に、

 強盗現場のホテル従業員や、

  刑事を巻き込み、

  やがて、全員、追い詰められてゆく・・。

 

クズは、クズ同士で潰し合う・・。

 

大金を巡り、裏切り、騙し合い、殺し合い、

 些細なことが、予想だにしない展開に転がり、

  最後に笑うのは誰だ!。

 

 

 

『ドライブ・マイ・カー』では、

  存在感たっぷりな演技を見せた西島さん。

 

 

『クリーピー 偽りの隣人』では、

 不気味な隣人に振り回され、怖い思いをされましたが、

 

 

暴力的な演技も、凄みがありました。

 

瀕死な相手に、トドメを・・。(うわっ!

 

 

この映画、キャスティングがとても良い!。

 

まず、斎藤工のクズっぷり、

 凄まじいです!。

 

 

 

『初恋』でも、いい味出してた大森南朋、

 全員を追い詰めるさまは、

 「ラッセル・クロウ」そっくりで、

 

   

 ”安西”と組んでいれば、

  自体は、もっと面白くなったのかも?。

 

 

玉城ティナは、「竜とそばかすの姫」や、

 「極主婦道」、「ホリック」とか、

   色々出てますが、

    こんな体張った演技もできるのね!。

 

 

そして、何と言っても、

 組長の鶴見慎吾!。

 

 

「金八先生」の頃では、

  想像出来ない、憎めない極ワルぶり!。

 

 幅の広い演技を身につけましたね!。

 

 

奥田瑛二、モロ師岡など、胡散臭さがすごく良い!。

 

 

生き詰まった者同士が、

 家族や、自由や生きがいを求め、

  起死回生の一発逆転を目指す、

   クライムサスペンスは、

 

 『黄金を抱いて翔べ』,『GONIN』

   のように、社会風刺がきつくて、

    何か悲しくて悲惨ですね。

 

『すばらしき世界』、

 『冬薔薇(ふゆそうび)』もそうか・・。

 

 

 

でも、不思議と、

 そんなクライムアクション映画って、

  なぜか,観たくなりますね!。