司馬遼太郎のベストセラー小説、

 『峠』シリーズを、

   役所広司 主役で、初めて映画化!。

 

動乱の幕末、戊辰戦争が起こり、

 日本列島が、旧幕府の東軍と、

  明治新政府がわの西軍に別れ、

   対立する中、

 

 

越後長岡藩の家老、

 河井継之助は、民衆ために、

  戦争を回避しようと、

   

スイスをお手本に、

 中立を貫こうとするも、

 

 平和への願いも虚しく、

  交渉は決別。

 

 

河井継之助は苦渋の末、

 多勢の敵軍に対して、

  近代兵器を構えて、

   決死の戦いを挑んだ。

 

 

坂本龍馬と共に、

 先見性のある、河井継之助。

 

幕府が終焉を迎え、

 新しく生まれ変わろうとする日本に、

  西洋文化を取り入れ、

   近代化を図ろうとする、

    

 時代に早すぎた継之助が、

  時代遅れとなった幕府の側に、

   つかざるをえなくなる・・。

 

 

たしかに、永きに渡って続いた徳川幕府、

 もうちょっと良い打開策は、

  なかったンですかね。

 

納得いかない人たちも多いだろうし、

 世界を相手にしなきゃならないのに、

  日本人同士で殺し合うなんて・・。

 

 

『天外者』にもありましたが、

 武力で交渉するのではなく、

  この国を、魅力のある国にして、

   ビジネスパートナーとしての、

    外交力を持つべき。

 

 

「伊能忠敬」の日本地図の精密さに、

 ”この国は只者じゃない!”と、

 「震え上がった」イギリス。

 

正義を貫く、

 孤高の最後のサムライだった、

  河井継之助は、理想のリーダー!。

 

表題の『峠』とは、ピークを過ぎて、

 下り坂に差しかかっていた、

  武家社会だったのか、

 

 苦しい苦悩を乗り越え、

  これから自由な民主主義に、

   羽ばたこうとしている庶民の姿なのか?。

 

”シュレッショルド・レベル」なのか・・。

 

ウクライナの紛争のこともあって、

 まさに「峠」。

 

日本も、もはや戦後ではないのかも?。

 

 

役所広司さんの演技ガ光る!。

 

役所さんは、「ローレライ」、

 「素晴らしき世界」、「龍とそばかすの姫」など、

 

軍人、ヤクザ、サムライets

 

シリアスから、コメディー、アニメの声優など、

 いろんな役を熟るけど、

  全て役所さん(笑。