昨年、代表作と言える、

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を、

 見事な大団円で完結させた、

  庵野秀明氏が、

 

今年の連休後に、日本が生んだ、

 世界的な特撮シリーズ “ウルトラマン”を、

  新たに映画化し、劇場公開されました!。

 

 

あらすじ

 

ある日、「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる

 謎の巨大生物が次々と現れ、

  その脅威の存在が、

   人間社会の日常を脅かすようになった。

 

なぜかこの現象は、日本でしか現れず、

 通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、

  政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集めた、

  「禍威獣特設対策室専従班」、

 

 

 通称「禍特対(カトクタイ)」を設立し、

  禍特対のメンバーが、

   現場の自衛隊を指揮し、

    日々任務にあたっていた。

 

 

そんなある時、

 発電所の電力を食らう為、

  大暴れする「ネロンガ」と、

   命名された禍威獣が、

 

  その強力な能力に、

   禍特対が、対抗策を見いだせないで、

    苦戦している時、

 

  隊員の一人が、近隣の住宅地に、

   逃げ遅れた子どもがいるのを発見、 

 

 救出に向かうも、大気圏より未知の飛翔体が、

  凄まじい勢いで着陸し、

   巻き込まれる。

 

 

周辺に甚大な衝撃波を与え、

 噴煙の中から銀色の巨人が突如出現し、

  「ネロンガ」と交戦し始め、

   謎の光線を放ってネロンガを撃破。

 

悠々と空へ飛び立ってしまった。

 

正体不明の巨人の出現で、

 世界中が大騒ぎ!。

 

あの巨人は、敵か味方か、

 日本政府は、対応に追われる中、

  巨人の名は「ウルトラマン」と、

   呼称されることに・・。

 

驚異的なパワーに、

 世界中が兵器としてアプローチする中、

  友好的な「外星人」が、禍特対の前に現れ、

   日本政府にある交渉を持ちかけてくる・・。

 

世代を超えて愛される、

 国民的な、空想特撮TV番組、

 「ウルトラマン」のリメイク、

   というか、”庵野版”ウルトラマン。

 

面白かったですよ!。

 

いきなり、あの逆回転の、

 ”シン・ゴジラ」のタイトルから、

  ”シン・ウルトラマン ”の反転。

 

 

そして、「ウルトラQ」のあのテーマ曲を、

 映画館の良い音響で、大きなスクリーンで、

  楽しめたのは感動!。

 

しかも、TV版のスタイルで・・。

 

昭和世代の、TVで見ていたおじさんは、

 大感激!。

 

おおっ!、日本政府の面々は、

 自衛官まで「シン・ゴジラ」と同じ!。

 

 

対策本部の構図は、「エヴァ」そのもの!。

 

 

ミサトさんの「チは〜ネルフです!」

 みたいなシーンもあったり、

 

禍威獣の出現シーンが、

”使徒”っぽい。

 

いろんな要素が盛り込まれていますね。

 

小池栄子っぽくない、

 ”悪いウルトラマン”とか、

 

美しい夜景の空中戦とか、

 昭和40年代には出来なかった。

 

映画「メッセージ」みたいな、

 最終兵器を、全世界が持っちゃうとか、

 

「大怪獣の後始末」みたいな、

  特撮に政治社会風刺を織り込んだ、

   シュミレーションみたいな作品は、

    ユニークで面白いとは思いますが、

 

 劇場に足を運んだ親子ずれの感想は、

  どうだったんでしょうか?・・・。

 

ウルトラマンは、プロレスみたいな、

 取っ組み合いのバトルシーンが売りで、

  ”黄門様”の印籠みたいに、

 

   

 必殺技のスペシューム光線を、

  焦らしながら、力道山の空手チョップ(古い

   で、大逆転するのが売りだったのに、

 

 見に来た子供たちは、

  大人たちがすったもんだしているのが、

   つまらなそうでした・・。

 

 

庵野さんは、アニメーターですが

 特撮モノを見て育った世代。

 実写で表現できなかった世界観を、

  アニメで表現しようとし、

   予算と時間と、人手が足らない中、

    職人ならでわのアイデアと、

     苦肉の力技で作り上げた「エヴァ」。

 

「ウルトラマン」には、

 並々ならぬ、思い入れがあったんですね!。

 

逆に、「ウルトラマン」を、

 アニメ化した「ザ・ウルトラマン」は、

  ヒットしませんでしたね・・。

 

「機動戦士ガンダム」や、

 「エヴァ」を実写化したり、

   CG化して、成功するとも思えません。

 

禍威獣のデザインも、

 当時の面影を残しながら、

  スタイリッシュにフューチャーして、

   とても良かったです!。

 

カープの元監督と、

 同名の”山本耕史”の演技もよかった!。

 

 

宇宙人ぽくて、この人ホントすごい!。

 

”植木等”演じたり、映画「カッペイ」で、

 破天荒な役演じたり、

  只の子役上がりじゃないな!。

 

米津玄師が歌う、主題歌「M八七」も、

  映画の雰囲気にあっていて、

   とても良い!。

 

 

 

続編は、無さそうでした・・。

 

 

 次は、「シン・仮面ライダー」