東京でのコロナ感染者が、
1日300人を超え、全国各地で、
過去最多を更新!。
夏に入ると、コロナ感染も収まると思いきや、
これは由々しき問題ですね。
コロナという、死に至る病と人類が、
向き合って生きていかなくてはいけない、
とんでもない時代!。
そんな時代にマッチした、
ちょっと気になる映画・・。
「ドクター・ストレンジ」
どんなに困難な手術にも、
持ち前の頭脳と、神業とも言える施術で、
多くの患者の命を救ってきた、
天才外科医、
ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。
ある日彼は、自身の不注意で、
交通事故を起こしてしまい、
一命は取り留めたものの、
両手の機能を失ってしまった。
職場に戻るべく、
必死で治そうと手を尽くすも、
最新医療でも、神経を治す術もなく、
彼の傲慢さから、
周囲にも見放され、
職を失い、一文無しになる・・。
ストレンジは絶望の中、
脊髄を損傷し、かつて、
彼に救いを求めるも、
失敗すると、経歴に傷がつくので、
施術を断ってしまった患者が、
ストリートで、
バスケットボールに興じている姿を見て、
驚愕する。
どのようにして彼は治ったのか?。
ストレンジは、藁にもすがる思いで、
神秘の力を操る指導者、
エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)
の元にたどり着く。
そこで未知なる世界を体験し、
厳しい修行を積み重ね、
持ち前の頭脳を生かし、
技を習得し、魔術師の弟子となり、
ヒーローとして活躍していく。
後に、あの「アベンジャーズ」の一員として活躍する、
「ドクター・ストレンジ」の誕生!。
映画「ハリーポッター」に登場する魔術より、
想像を絶するパワフルさで、
空間や建造物を変質させ、
部屋の天地を逆さまにしてみたり、
道路を不可能な方向へひん曲げたり、
「インセプション」のような、
スケールの大きな魔術が展開!。
リアルなCGや鏡を使った実写で、
違和感なく魔法の世界へ引き込まれ、
手塚治虫が、
この作品を見たら悔しがっただろうな~
と思った映画でした。
「ブラックジャック」にも、
交通事故で、両手を失った天才寿司職人の話や、
「火の鳥」にも、似たエピソードがありましたが、
映像やストーリー、アイデアの壮絶さ、
まるで「西遊記」。
西洋医学は、切った張ったのやり方で、
人体を「物質」と捉え、
自動車の部品を交換するかのように、
施術するのに対して、
東洋医学は自己治癒力や、
自然の力を使って治癒する考え方。
何故、洋の東西で、こんなに違うのか。
災害の多い環境の厳しい土地は、
身近なところで、死と接しているので、
宗教観も違うし、人生観や世界観も違う。
だから、お互い助け合い、思いやることが必要だし、
自分も助かる。
文明が進んで、医学が発達しても、
癌やエボラ、「コロナ」など、
さらに治療困難な難病が広まる。
でも、これらを克服できるのは人類だけ。
「人生が輝いて見えるのは、
限りがあるから」
残された日々が限りがあるから、
努力して、克服して、乗り越えようとする。
人はいつか死ぬ。
死は避けられない。
コロナのおかげで、
全人類が、改めて思い知らされました。
「どうせ死んじゃうのなら、
何故、勉強しなきゃならないの?」
「仕事をして、お金を稼いでも、
あの世で使えないないなら、
何故、働かなきゃならないの?」
太陽も、地球もあと50数億年すれば滅びる。
シュレディンガーの猫みたいに、
銀河系という箱から、
人類が出られなければ、
これだけのテクノロジーがあっても、
そのまま滅びるってことですか・・。
宇宙=「ユニ(たった一つの)・バース」ではなく、
「マルチ・バース」 多元宇宙である!。
この映画を見ていると、なんかワクワクしてきて、
未来には、すごい可能性があるような気がします。
戦争とか、人種差別、領土問題なんかやってる場合じゃない!。
人類は、あと、50億年かけて宿題を終わらせよう!。
監督は『地球が静止する日』のスコット・デリクソン。