私の好きなテレビバラエティーは、

 

『所さんの学校では教えてくれない

   そこんトコロ!』です。

 

 

コッチだと、テレビ東京系列で、

 2005年10月21日から、

  毎週金曜日の9時に放送されて、

 

結構役に立つ雑学や、普段見られない、

 工場見学を紹介したり、

 

 所ジョージさんが司会進行する、

  クイズ形式の、教養・バラエティ番組。

 

「開かずの金庫」とか、「深海魚ハンター」、

 「ホームセンター」で、一般の人が、

   何を作るのか、

    楽しい企画満載の番組ですが、

 

 一番好きなのが、「秘境駅」のコーナー。

 

 

 

 

 

日本各地のローカル線で、

 利用者の最も少ない、

  秘境の無人駅に出向き、

   その路線で生活する人を、

    密着取材をするコーナー。

 

レポーターは、”安田大サーカス”の

 安田団長。

 

 

 

北は、北海道、宗谷本線「安牛駅」。

 

南は、九州、肥薩線「瀬戸石駅」。

 

 

その中でも、1位に輝いたのは、

 長野県にある、JR東海の飯田線

 「田本駅」のおばあちゃん。

 

崖の下には、天竜川が流れる、

 断崖絶壁のトンネルと、

  トンネルの間に駅が作られ、

   ホームに待合所があるだけの、無人駅。

 

 

ホームの幅が狭い上に、

 両サイドに漆黒のトンネル。

 

 目の前は、絶景を通り越した、断崖絶壁と、

  

 背後にそそり立つ、圧迫感のある、

  巨大なコンクリート擁壁に挟まれ、

   まさに、四面楚歌の状態!。

 

 

 

 

駅出入口は、ホームの脇にあり、

 細い急階段を上り、

  トンネルの上を進むと、

   集落に続く道があるそうですが、

    街灯も舗装もされてない、

     全くの獣道。

 

 

本当に、利用客がいるのかな・・・?。

 と思わせるほどの、

 

さすが、番組で1位に選ばれたほどの、

 秘境駅中の秘境駅!。

 

しかも、その駅を利用する、

 女性と遭遇!。

 

 

2日かけて、団長が出会えた、

 駅利用者は、菊地睦子さん、

  当時78歳。

 

週に1~2回の通院と買い物のため、

 電車を利用するという睦子さん、

  そのいでたちは、

 

街へお買い物するため、

 着飾って、おめかしして、

  バックを背負い、帽子をかぶるも、

 

 その手には、

  道を阻む藪を切り裂く鎌と、

   杖をついての登場!。

 

とても山奥から出るスタイルとは、

 かけ離れていたので、

  団長、しばしフリーズ!。

 

しかも、団長が声をかけるも、

 電車に乗るため、山道の傍に、

  持っていた鎌と杖を放り投げ、

   そそくさと電車に乗って、

    行ってしまった・・。

 

街での用事が済んだ菊池さんを待って、

 家まで着いていくが

  そこは道無き道で、

  

 天竜川に落ちこむ、

  崖の途中にあるという家は、

   とんでもない家だった・・・。

 

菊地さんは、昭和14年に、

 東京の杉並区で生まれ、

  間も無くお父さんはビルマで戦死。

 

 

戦禍が激しくなり、

 5歳の時、母の故郷である、

  長野県に疎開し、

 

 お金も人でもない中、

  母と2人で、70年前に建てた、

   その家で生活。

 

 結構広い、しっかりした、

  立派な家でしたよ!。

 

13年前に母が亡くなってから、

 たった独りで、ここに住み、

  裏の畑を耕し、自給自足の生活を、

   続けているそうです。

 

番組レポーターの団長が、

 久しぶりのお客さんだったこともあり、

 

 庭で捕まえたマムシの焼酎や、

  畑で作った漬物、

   薪で沸かした、檜のお風呂まで、

    ごちそうになってました。

 

 家の裏手には、

  疎開当時に住んでいた廃小屋が、

   今でもあるそうです。

 

最寄りの秘境駅、「田本駅」は、

 昭和10年創業で、

  当時は集落の人で、

   大盛況だったそうですが、

 

 

昭和40年代に、自動車道が舗装され、

 利用者は激減、菊池さんただ一人となった。

 

小さい頃から、母と二人で、

 苦労して手をかけてきたので、

  菊地さんは独りで出来る限りは

   ここに住み続けたいと話した。

 

いや〜、すごい話や!。

 

山奥で独りなんて、

 夜怖いでしょうに、

  台風とか、大雪とか、

   不便でも、苦労して建てたから、

    離れられないンでしょうね。

 

 

 

1本映画が作れそうな感動的な話!。

 

 

他にも、秘境駅の利用客を追って、

 意外な様々の人生のドラマが、

  駅の数だけあるんですね!。

 

 

これからも、応援しよう!。