この映画は、私のお気に入りの作品で、

 暇な時にでも観たくなったりするので、

  マイ・フェバリット映画として、

   いつでも観れる棚に置いてあります!。

 

 

 

 

 

「靴職人と魔法のミシン」

 

 

 

突然、家を出て、

 行方知れずとなった父親の遺した店を、

  ひき継いだ、真面目な靴職人の

   マックス(アダム・サンドラー)。

 

四代目の彼は、腕は良いのだが、

 シャイで内気で口下手。

 

しかも、年老いた、痴呆症気味の母親と2人暮らし。

 

ある日、成金のレオンという、

 ガラの悪い強面の客から、

  なかば強引に依頼された高そうな靴を、

   修理しようとするが、ミシンが故障。

 

 

 

指定した時間までに、仕上げないと、

 とんでもないことになると、

 

 焦るマックスは、地下室に放置してた、

  古い足踏みミシンを、試しに使ってみると、

   これが、なかなか使える・・・。

 

急場を凌ぎ、一件落着!、

 やれやれ、一安心・・

 

 と思いきや、指定された時間になっても、

  件の客が来ない・・。

 

 

 

店のシャッターを下ろす訳にもいかず、

 途方に暮れるマックス。

 

ふと、修理した靴のサイズが、

 自分のサイズと一致していたので、

  不具合がないか、暇つぶしに、

   試しに履いて、鏡を見てビックリ仰天。

 

靴の持ち主、レオンに変身していた・・。

 

仕組みは解らないが、我が家に代々伝わる、

 あの古いミシンは、魔法のミシンで、

  その靴を履けば、持ち主ソックリに

   変身できることに気づいた・・。

 

 

 

おもちゃを手に入れた子供みたいに、

 マックスは、お客から預かった、

  修理待ちの靴を、片っぱしから、

   次々と古いミシンで直し、

    変身しまくりました。

 

結局、レオンは約束をすっぽかすものの、

 変身シューズのおかげで、

  内気だったマックスは、

   大胆な行動に出る。

 

高級車を乗り回したり、

 東洋人や、黒人になったりして、

  異文化交流したり、

  

年老いた母親に、最高の親孝行をしたり・・・。

 

ところが、別人になることによって、

 レオンが裏社会の人間で、

  街の地上げや、

   悪行三昧を繰り返していることを知リ、

 

 

 マックスも、犯罪組織に巻き込まれ、

  サスペンスを孕んだ、

   想像を絶する、

    飛んでもない展開に陥る・・・。

 

「靴職人と魔法のミシン」というタイトルから、

 小人が出てきそうな、ファンタジーに溢れた、

  現代のおとぎ話かと思いきや、

 

 

ほのぼのとする、笑いの中に、

 人と人との繋がりをさりげなく描いていたり、

 

じんと感動させたりするシーンもあり、

 人種差別や、貧困、

  ドメスティックバイオレンス、

   ダーティなハードサスペンス、

    

頭脳戦や騙し合いなど、

 盛りだくさんで、

  最後はうまく収まる良作!。

 

 

 

音楽も、街の雰囲気も抜群で、

 淡々と綴られる出だしは、好感触!。

 

個性ある役者さん達も、

 いい味を出していて、

  素敵な世界観に溢れています。

 

何度でも繰り返して観られる、

 素適な映画でした。