本来なら、梅雨のはずが、

 昨日は夏日かと思うほど、汗ばむ陽気でした。

 

 

確かに、去年は観測史上、

 最高気温を記録する、異常な暑さで

  毎年、日本の気温は上がって行くンでしょうか?。

 

ちょっと前の日本は、

 そんなに暑くなかったような気がします・・。

 

昔は、エアコン持っているお宅は少なく、

 道路も、あまり舗装されていませんでしたね。

 

今では、1部屋エアコン1台の時代ですから、

 ヒートアイランド現象や、

  地球温暖化の影響ですかね・・。

 

 

ところが、最近、

 神社や仏閣に使用された、

  木の年輪を調べたところ、

 

 1000年前ごろの、平安時代、

  当時の平均気温は、

   今より3度ほど高かったそうです。

 

ちょっとびっくり!。

 

 

クーラーは当然、

 扇風機すらなかった時代に、

  40度を超える猛暑!。

 

当時が、なぜそんなに暑かったかという理由は、

 

恐竜を絶滅させた、大きな氷河期が訪れた後、

 地球は小さな氷河期と、

  小さな温暖期を、交互に繰り返し、

 

日本の縄文時代の半ば頃から

 弥生時代頃までは、寒冷期にあたり、

 

卑弥呼の統治する、邪馬台国の頃から

 大和朝廷が勢力を伸ばす頃までは、

  温暖な気候が交互に入れ替わり、

それが、奈良、平安、鎌倉と温暖期が続き、

 室町時代の前後から、小さな氷期に入り、

  昭和の初め頃まで続いたそうです。

 

 

確かに、平清盛の死因は、

 マラリヤだったと言われ、

  干ばつや、飢饉も多く、

   当時は、熱帯並みの気候だったンでしょうね。

 

 

当時の日本人は、その猛暑を、

 どうやって凌いでいたンでしょうか?。

 

平安時代は、あまりにも暑かったので、

 夏を基準にして、家を設計していました。

 

 

奈良時代の重厚な建物から、

 壁のない「寝殿造り」に切り替え、

 

 天井も高く、簾(すだれ)や、

  几帳(きちょう)のみで、仕切られているので、

   隙間も多く、風通しも良く、池も設置されました。

 

 

 

 

夏の猛暑は、なんとか凌たものの、

 冬はとにかく寒いので、ほとんどの部屋で、

  火鉢を焚き、服を着込んで身体を暖めていました。

 

石造りではなく、木造家屋が多く、

 平安時代の服装は、白を基調とした、

  涼しそうなものが多いことも頷けますね。

 

日本も、西洋に倣って、

 気象観測のデータを取り始めて、100数年ちょっと。

 

ゲリラ豪雨も、ダウンバーストも、

 大昔には、相当あったンでしょうね。

 

 

何しろ、台風の通り道にある島国日本は、

 世界でも稀なくらい、過酷な環境。

 

 

 今年の関東の冬は、雪が積もらなかったし、

  春も秋も短かったような気がします。

 

日本から四季がなくなってしまう?。

 

平安時代をお手本に、

 どうやって猛暑を凌いで行きましょうか?。