早朝の、慌ただしい通勤途中の路上で、
脇をすり抜け、よく見かける、
 赤と白のヤマザキパンのトラック。

青いお目目をした外国人の幼女が、
 ほっぺたを膨らまし、
  パンをおいしそうにほおばる姿。
 
 朝っぱらから、渋滞でイラつく船団をうしろ目に、
  キュートでほほえましい印象を、
   周囲に振りまきながら、
    遠ざかるトラック。

ああ、熱々のトースト食いて~って、
 思わず唾を飲み込ンじゃいました。

今でも、ヤマザキパンを配達している、
 トラックに描かれている、
  金髪のかわいい女の子


そういえば、自分が、
 小さい頃からデザイン変わってない。



いったい、彼女はドコの誰?。

彼女の名前は、スージーちゃんと言うらしく、
 当時はお母さん役の女性と、
  出演していたテレビCMもあったと思います。

しかし、それから30年、
 山崎パンのCMには、
  たくさんのタレントが出演しているのに、
   なぜトラックのデザインは、
    スージーちゃんのままなんでしょうか?

また、スージーちゃんはいまだに、
 自分が描かれているトラックが
  日本を走り回っていることを、
   知っているのでしょうか?

そもそもスージーちゃんというのは、
 一体誰なんでしょうか?。




今でも山崎パンの菓子パン
「サンドロールシリーズ」の、
  パッケージに使われているスージーちゃん。

本名はスージー・ポーマンと言うそうで、
 山崎パンの広告の撮影をした、
  昭和41年の当時、
   4歳だったようです。

スージーちゃんは撮影当時、
 父親の仕事の関係で、
  東京に暮らしていたということです。

この広告を撮影する時、
 本当は食パンを食べる、
  フリをすれば良かったのに、
   スージーちゃんは、撮影中、

 むしゃむしゃとパンを食べつづけ、
  撮影が終了したときには2斤の食パンを
   ペロリと食べていたという、
    食いしん坊(笑。



このスージーちゃん御一家は、
 撮影から12年後の昭和53年に
  アメリカのミネソタ州に帰国されたそうです。

彼女はお味噌汁が苦手で、
 幼稚園で出されるたびに
 ノーサンキューと断わっていた裏話や、
  彼女にはお姉さんがいて、
   2人で当時人気のオモチャ、
    ママレンジのCMに出ていたという、
     逸話も残っています。




さらにこの山崎パンのトラックは、
 今現在でも、理想的な広告デザインの例として、
  多くの人に認められているそうで、
   三十数年たった今でも、
    モデルチェンジする事無く、
     今もパンの配送トラックに、
      使われているそうです。