
1840年(天保11年)に、時代劇でおなじみの、
遠山の金さんこと、遠山左衛門尉影元(通称・金四郎)が、
北町奉行に任命された日が、
3月2日のこの日だったことから、
今日は、「遠山の金さんの日」。

遠山の金さんといえば、入れ墨が有名ですね。
一般の外国人が、 ファッションで、
タトゥを入れている世の中。
入れ墨と言えば、ヤクザか、
ガラの悪い人が入れるモノと思われがちですが、
一昔前は、日本でも、堅気の人が、
当たり前の様に、入れ墨(刺青)を入れていました。

入墨の歴史は古く、
人類が野外で活動する際、
草木の棘に触れてケガしたり、
転んで枝が刺さったりして、
皮下に色が残ったことから、
人為的に入れるようになったと、
考えられているそうです。
アルプスの氷河から発見された、
5300年前の、”アイスマン”や、
縄文時代の土偶に、
入墨がデザインされてあったことから、
そうとう昔から、入墨文化があったンでしょうね。

彫り物の痛みは、ハンパじゃなく、
何しろ、手作業で皮膚と真皮の間の、
800ミクロンの所まで、針を刺し、
墨を定着させるンですから、
タバコの箱くらいの面積を彫るのに、
1時間くらい掛かります。
痛みや発熱が激しく、彫られる人の体力と、
彫り物をする人の集中力からしても、
1日2時間が限度だそうです。

遠山の金さんのような、両肩から
背中一面にかけて、見事な彫り物をいれるには、
最低でも、9か月は掛かり、
費用も200~300万円は、下らないそうです。
それだけの彫り物とも成りますと、
ミスは許されず、そうとう修行を積まないと、
いっぱしの彫り師にはなれません。
修行時代には、おいそれと人様の肌を、
練習台にするワケには行かず、
初めて彫る場合、大根を使うそうです。
ふたつに切って、一晩置いた大根の表面は、
あのシワシワに萎びた感じが、人の肌に近いンだそうで、
その大根を使って、感触を学びます。
馴れてきた頃になると、
お弟子さん同士で彫り合って7~8年修行し、
はじめて一人前の彫り師になるそうです。
彫り師の修行はキビシイんです。
何しろ、自分が世を去っても、
作品となる入れ墨は、未来永劫残るンですから、
いい加減な仕事は出来ません!。
最近では、若気の至りで入れてしまった彫り物を、
レーザーで消す人も多いそうです。
『プリズン・ブレイク』のマイケルみたいに、
刑務所の地図を彫ったり、
自分の生年月日と血液型など、
個人情報を、バーコードして彫り込んだり、
”suica”みたいなマイクロチップを皮下に埋めて、
お財布なしで、買い物したり、何処でもフリーパス、
パスワードフリーな未来がくるかも?。
