急に蒸し暑かったり、
肌寒くなったりするこの梅雨時、
薄着で、お腹を冷やしたり、
アイスなど、冷たいものを飲みすぎると、
お腹のコンディションに、
悪い影響が出て来ます。
体内へ取り込んだ食物は、
消化酵素によって分解されますが、
消化酵素は、寒さに弱く、
血行不良や、環境の変化で急に冷えたり、
冷たい物を大量に食べたりすると、
食べ物が分解ができなくなり、
処分出来ない分を排出し、
垂れ流し状態になります。
とくに、食べ物が傷み易いこの時期、
食中毒になって、生命の危機にも、
関わる事なので、
普段から、胃腸に自信があるひとでも、
体調変化には、注意が必要な時期です。
地震が多く、梅雨や、
台風の通り道になっている日本は、
もともと生活環境が悪く、
この劣悪な環境に対応すべく、
縄文時代の頃から、食物の保存法や、
食あたりの解消法を促す、
知恵と工夫を培って来ました。
その最たる物が、”薬”。
世界に冠たる、
メイド・イン・ジャパンの製品の中で、
100年以上も世界的に、
評価の高い「正露丸」。
日本に好感を持たないと言われる、
中国人、韓国人の間でも、
日本へ旅行したおりに、
必ず買い求める薬が、「オロナイン軟膏」と
「正露丸」だそうです。
主成分でもあるクレオソートが、
腸内の雑菌を消毒し、腸の緊張を緩め、
腹痛の鎮静や、下痢や食あたり、
虫歯の消毒にも効果があります。
昔、正露丸は「忠勇征露丸」という
名前で販売されていました。
日露戦争の頃、外地へ出征した兵士が、
水にあたり、腹を下した事から、
軍の常備薬に指定され、
ロシアを征する祈りを込め、
「征露丸」と命名されました。
もちろん、あのラッパのマークは、
”木口小平”の進軍ラッパを元に、
デザイン化されています。
子供の頃、あの猛烈なニオイがダメで、
オナカを下した時、正露丸の瓶を、
触っただけで気持ち悪くなり、
もどして治った経験があります。
(情けない・・)
オブラートが無かった頃、一粒飲むのは、
一種の拷問でしたネ!。
東南アジア、アフリカ諸国など、
衛生状態や、医療設備の乏しい地域では、
下痢や脱水症状に有効で、
副作用もなく、安価な正露丸は、
”さすがメイド・イン・ジャパン”
と大評判!。
100年以上経っても色あせず、
いまだに効果抜群で、
世界から認められている正露丸。
日本の誇りですね!。