♪ 今も~きこえる~、ヨイトマケの唄~
今の人が聞き慣れない「ヨイトマケ」とは、
建築場や土木作業などで、
三角に組んだ丸太の真ん中に滑車をつけて、
そこに吊るされた丸太を、
みんなで引っ張って落とし、
地ならしをする作業のコトを言います。
数人で重い槌を、
滑車であげおろしする時に、
縄を手に「よいっと巻け」
と言う掛け声が、語源となって、
「ヨイトマケ」となったそうです。
また、その作業に従事する人足のコトを、
「ヨイトマケ」と呼んでいました。
当時、学校で「ヨイトマケの子供」
と囃し立て、いじめられ、
くやし涙にくれながら
母親のもとに泣いて帰ろうとした少年が、
その道すがら、
泥まみれで、男衆の中で一生懸命、
力仕事のヨイトマケに従事する、
やせこけた母親の姿を見て、
一大決心をし、
勉学に励み、
やがてエンジニアになるという、
実話をもとに、
美輪さんが作詞・
作曲をなさった感動の名作!。
昔、ビートたけしの番組「誰でもピカソ」で、
はじめて、この曲の秘話を聴き、感動しました!。
数年前に桑田圭祐さんが、
「音楽の寅さん」で歌っていたり、
泉谷しげるさんが、カバーしていました。
(泉谷さんの「かぁちゃ~ん!」の全身から絞り出すような、魂の叫びには、
心が揺さぶられ、泣けました!)
現在でも、テレビやラジオで、
この曲が流れるたびに、
大反響だそうで、
おなじ境遇の母子家庭の子や、
苦労を重ねて働いている人の、
励みになっているそうです。
頑張っている人を、
世間はちゃんと見ています。
世の中、捨てたもンじゃない!。
やっぱ美輪さん、
かっこいい!。