三月三日のひな祭り。
スーパーや駅のコージーコーナーでも、
ひなあられや、白酒、ケーキを販売していました。
ひな人形の「ひな」とは、
平安時代の、小さいものを表す、
「ひいな」に由来するそうです。
当時は、貴族の子が、ままごとで遊ぶ、
小さな人形全般を指して、
「ひいな人形」と呼んでいたのが、
いつの間にか縮まって、
「ひな人形」になったそうです。
鳥の赤ちゃんのことを、
『ヒナ鳥』と呼ぶのも、
昔の名残ですね。
元々、中国の厄払いの風習が、
ひな遊びの人形とセットになって、
江戸時代の頃には、三月の節句に、
内裏ひなや、菱餅、桃の花を飾る、
現在の様なスタイルのお祝いになりました。
因みに、関東と関西では、
おひな様の並べ方が逆なンだそうです。
関東では、向かって左が、男の御内裏様で、
右が、女のおひな様という並びですが、
関西では、その逆だそうです。
昔からの正式な仕来りからすると、
関西式が正しいンですが、
関東の並べ方は、
皇室行事の流れに由来するそうです。
ひな祭りソングで有名な、
童謡 『うれしいひなまつり』。
作詩は、サトウハチロウ氏。
この歌が作られた背景には、
離婚して引き取った3人の子が、
寂しくないようにと、
当時の大卒初任給の3~4倍はする、
豪勢なひな壇を買った時に
作られた歌だそうです。
この歌詞のなかで、
♪お嫁にいらした姉様に、
よく似た官女の白い顔・
とありますが、これには、
18歳で亡くなったお姉さんの、
思いがこめられているそうです。
ひな壇の三人官女のうち、
真ん中の人形だけは、人妻だそうで、
平安時代の習わしで、女の人が結婚をすると、
眉を剃ったことから、ひな人形の眉も、
その頃の名残だそうです。
ちなみに、私の父の誕生日が、3月3日です。