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本を読みたいなと思うとき、
 今日は指向を変えて、
  SF物か、推理小説を読もうとすると、
   
次の展開までが長かったり、
 ストーリーの結末が、
  読めたりする本もあり、
   途中で挫折して、
    投げ出してしまうコトもあります。

ところが、何年か時間をおいて読んでみると、
 歳を重ねた分、視点も変わり、
  面白く感じたり、

一度読んで、内容を理解したつもりでも、
 再度読み返してみると、
  意外な発見をする事もあります。

う~ん、読書は奥が深い!。

本は読み過ぎる事って、無いンですネ!。

退屈だからといって、投げ出さず、
 最後まで読むのもいいし、
 
「しおり」を挟んで、後日、
  最チャレンジするのもいいし、

読み方は、ユーザーの自由!。

自分の理解出来る範囲で、
 本とつき合えば良いンですから。
 

さて、その本の間に、
 目印として挟む「しおり」。

旅先の本屋で、
 文庫本を購入する際、
  その書店にしかない、
   オリジナルのブックカバーと一緒に、
    栞(しおり)を集めていました。

映画の割引券や、豆知識、カレンダー、
 本とは関係ない広告が記載してある物、
  様々のモノがあって面白いです。





また、ある出版社では、
 ひも状の栞をつけている所もあります。
 (無くさなくて便利!)

最近は、iPadのような、
 電子書籍も出て来まして、
  これが主流になってきたら、
   しおりのコレクションが、
    楽しめなくなる?。





ところで、この「しおり」と言う言葉、
 じつは元々、本とは、
  マッタク関係ないところから、
   来ているそうです。

もともと、登山客が、
 山道などに迷わないように、
  道すがら、木の枝を折ったり、
   草を結んだり、

また枝に紙を結びつけたりして、
 目印(道しるべ)ような、
  マーキングすることを、
   小枝を折った事から、
   「枝折(しおり)」と言っていました。

柴折り(しばおり)、
 導折り(しるべおり)が、
 「しおり」になったという説もあります。

やがて、「しおり」は、
 「ココまで辿り着いた」という、
  到達点のコトを指す様になり、
  
本の読みかけのところに、
「ココまで読んだ」印として、
  使われる言葉になりました。



因みに「しおり」のルーツは古く、
 平安時代の頃から、読みかけの書物に、
  木片や竹を削ったモノなどを、
   挟んでいたそうです。

江戸時代に入ってから、
 読書が庶民の間で人気になり、
  貸本屋から話題の本を借りて、
   一冊の本を、大勢の人が、
    廻し読む様になりました。

その頃から「栞」と言う字が定着するくらい、
 よく使われる様になったンですネ!。