WBCで、V2を果たした侍ジャパン。
暗い話題が多い、大不況の世の中、
桜も咲いて、祝杯もあげたくなる、
最高の気分。
居酒屋で、銭湯で、
見知らぬ同士が、讃え合い、
この大快挙に沸き立ち、
財布の紐も緩くなろうと言うもの。
優勝セールや、割引セール、
侍ジャパングッズが、飛ぶ様に売れ、
スポーツ用具や、野球ゲームの株価が上がり、
思わぬ経済効果の波及に、
気分も上向きになり、
景気回復に期待が持てそうです。
その、輝かしい日本代表が、大会で連覇を遂げた、
記念の優勝トロフィーが、
野球体育博物館に飾られるそうです。
監督のユニフォームや、韓国との激戦で、
ダルビッシュが決勝を決めた、
ウイニング・ボールも展示され、
野球ファンや、春休みで訪れた家族連れで、
にぎわっていたそうです。
「トロフィー」の語源は、
古代ギリシアの戦利品や、
戦勝記念碑を指す「tropaion(トロパイオン)」、
が由来とされ、古来、ギリシャでは、
戦局で敵が退却した場所、
「ターニングポイント」に、
戦利品である、敵兵の兜や、剣や楯などを、
立ち木に飾ってモニュメントを作る風習がありました。
敵がそのモニュメントを壊さずに、
残す事を認めたとき、
敗戦が成立したコトから、
この「tropaion(トロパイオン)」が、
「トロフィー(戦利品、戦勝記念)」
の語源になったと言われています。
そのモニュメントを周りで、
酒盛りをして勝利の美酒で、
喉を潤していたことから、
優勝者には、杯(カップ)を、
送られるようにもなったとか。
東洋の戦利品は、残酷なもので、
織田信長は、倒した浅井長政の、
頭蓋骨で杯を作り、秀吉に酒を飲ませたり
中国では、敵兵の耳をそぎ落とし、
戦利品にしていたことから、
「取る」という字が出来たとか。
(「又」という字は、
「手」を表すので、手で耳を集める=「取る」)
なンて、残酷な・・。