筑紫さん。亡くなったンですか?
ショックです!。
TBSテレビの報道番組「NEWS23」、
などでお馴染みのニュースキャスター、
筑紫哲也さんが、肺ガンで死去。
突然の訃報に、鳥越俊太郎さんや、
古館さんら、政界や報道関係者はもとより、
芸能界、スポーツ界からも、
筑紫さんの早過ぎる死を悼む、
お悔やみの声が数多くよせられました。
ライバル番組「ニュースステーション」の、
メーン司会者で、新しいスタイルの報道番組を、
筑紫さんと共に築き上げた久米宏さんも、
コメントを求められた時、
声を詰まらせ、「言葉にならない
サッカーで言うと、僕はトップ下で、
筑紫さんは、後ろの左サイドバック。
後ろ(11時台)に、筑紫さん(「NEWS23」)がいて、
フォローしてくれたから、僕が前衛(10時台)で、
ガンガン跳ばして、暴言吐いても
安心して、切り込んで行けた気がする」
と語っていました。
筑紫さんは、久米さんより9年先輩。
2人の間には、言葉では語り尽くせない、
熱い思いがあったンでしょうね。
筑紫さんが18年半、
メーンキャスターを務めた「NEWS23」。
11時台に放送開始したので、
「23」かと思ってましたら、
野球の「ツーストライク・スリーボール」
の意味だったそうです。
「報道のTBS」、打倒「ニュースステーション」、
との意気込みから、
「もう後がない、フルカウントのツースリー」
の思いを込めて、つけられたそうです。
「NEWS23」は、よく見ていました。
とくに、番組最後の「多事争論」という、
コラムのコーナーが好きでした。
筑紫さんが、センターカメラの前に直立し、
その日に起こった事件と、日常生活に密接した、
些細な事柄とを結びつけ、
朴訥(ぼくとつ)な語り口で、
お茶の間の視聴者に淡々と語りかける
筑紫さんは、新聞・雑誌畑の出身なので、
流暢には語れず、咬んだりしましたが、
決して熱く論じず、
特定の観念を押し付ける事なく、
お茶の間に、考える術を投げかけて、
締めくくる、そのスタイルがすきでした。
作曲家、滝廉太郎の親戚筋にあたるそうで、
筑紫さん自身は、「私には音楽の才能がないので、
『滝廉太郎の親戚』であるということを、
表に出す事を控えていた」とか。
また、熱烈なカープファンだった事でも知られ、
番組のスポーツコーナーで、
カープが勝った時の映像がながれると、
ニッコリ嬉しそうな表情を見せたりしました。
来年お披露目される、広島新球場を、
心待ちにしていたそうですが・・。
心より御冥福をお祈りいたします。