
先日、テレビで『ブラックレイン』やってたので、
スコット監督の、『アメリカン・ギャングスター』
観に行きました。
「映画で、最も大切なのは、ストーリーだよ!」
かつて、『エイリアン』、『ブレードランナー』
『ブラックホークダウン』を手がけた名監督。
ルーカスや、スピルバーグとは、
線引きの違う、「どんより系」の、
我が道を行く、ティムバートンや、
ポールバーホーベン、といった、
その先堀者、リドリースコット。
実在の人物、一介の運転手から、
ハーレムの麻薬王にまで上り詰めた、
黒人マフィア「フランク・ルーカス」の半生。
折しも、ベトナム戦争が加熱した、1960年代。
ベトナムの戦地で、いつ死ぬかもしれない過酷な任務に、
覚醒剤に溺れる兵士。
ところが、アメリカ国内では、
麻薬ルートの締め付けが厳しく、
マフィア同士の抗争もあって、
純度の低い、粗悪品が横行していた。
ベトナム戦線へ、兵器を供給するべく、
家電メーカーの工場が、軍事工場化する中、
日本製の「ソニー」、「トウシバ」製の良質なテレビが、
仲介業者を通さず、
安値で手に入る様子を見たルーカスが、
麻薬を、生産者から、
直接買い付ける事業に成功する。
言わば、麻薬界の「紀伊国屋文左衛門」。
盲点をついたその商売は、
ニューヨークの勢力図を塗り替える程の勢いで、
ルーカスの一人勝ち状態。
1日の売り上げが、1億ドル!。
FBIも、ニューヨーク麻薬捜査官も、
まさか。マフィアを仕切っているのが、
黒人だとは思わなかった。
主役はデンゼル・ワシントンと、
ラッセル・クロウ。
かつて、「バーチュオシティ」で、
10数年ぶりに、ドツキ合いで共演した両雄が、
立場を変えて再競演。
感慨深いものだった事でしょう。
賄賂や汚職、妨害工作、
ドロドロした人間関係、
魑魅魍魎の跋扈する世界で、
追うもの、追われるもの同士、
友情の様なものが生まれ、
観る人の心をつかむ・・。
音楽も最高!。
久々に、骨太の映画を観ました!。