930

昔、『小学1年生』などの学習雑誌や、
子供向け雑誌の付録に付いていた、
「ソノシート」。

塩化ビニール製の、
通常のレコードより薄く、
片面しか溝が刻まれていませんが、
レコード盤が高価だった頃、
雑誌のおまけに付いて来るソノシートは、
貴重品でした。

アニメの主題歌や、
「ドリフ」のコントを、
吹き込んだモノまであり、
娯楽の少なかった頃、文字通り、
スリ切れるまで聴いていました。

また、お腹を押すと、おしゃべりする
リカちゃん人形のようなオモチャにも、
この「ソノシート」型の小さなレコードが、
内蔵されていました。

「ソノシート」とは、
フランスのSAIPと言う会社が開発した、
薄膜のレコードの事で、「ソノ」とは、
古いラテン語「sonus(鳴り響く)」
に由来し、「ソノシート(音の出る膜)」
と名づけられました。

昭和30年代当時は、二次元の雑誌が、
視覚的効果で、立体的に見える、
画期的な「パノラマ写真」に対抗し、
音の出る印刷物、「ソノラマ」が、
日本の出版社から販売され、
様々な雑誌の付録として発売されました。

その後、裁縫用の縫い針と、
紙コップの振動板を組み合わせた、
ボール紙で組み立てる、優れものの、
手動式レコードプレーヤーも、
ソノシートと一緒に、
付録に付くようになり、
朗読する絵本などが、
かなり普及しましたが、
現在では、情報量の多いDVDにとって代わり、
ソノシートの需要も減り、
国内では、2005年に製造を打ち切りました。

今で言う、雑誌のおまけに付く、
CD-ROMの走りだったンでしょうネ!。

その内、音楽や、読みたい記事だけを、
ダウンロードして楽しむ、
モバイル雑誌が作られるかも?。

昭和30~40年代生まれの人には、
涙がチョチョ切れるくらい懐かしい、
ソノシートを集めたサイトです!。

http://www.mni.ne.jp/~datehachi/musicbox02.htm