何かのテレビで、日本のお家芸、
精密加工の特集番組を観ていましたら、
均等に目が出るサイコロを、
加工できる企業を紹介していました。

じつは、現在のサイコロは、
デザインの形状や、工程に問題があって、
出る目に、不公平があるそうで、
つまり、厳密にはサイコロによって、
出目の確率が違うそうです。

そこで、比重を均等にして、凹凸を少なくし、
恐ろしく精密な加工することによって、
正確なサイコロを作ることが出きるようになった、
というワケです。

ということは、従来のサイコロは、
イカサマだった?。

大昔から、賭け事にはイカサマがつきもの。

イカサマの「いか」とは、
「如何(いか)に」とか、
「如何(いかが)」とか、
武士が、良く使う、
「いかにも、あなたの言うとおりだ」
”さようでござる”という意味です。

その、「いかにも、ホンモノで御座る」
と、言った舌の根も渇かぬウチに、
結局はニセモノだとバレる様子を、
「如何」と「様」=(様子)が足され、
人を欺くコトを指して、
「如何様(いかさま)」となったそうです。

「インチキ」も、いかさまと、
高慢チキが、なまって、
「インチキ」と呼ばれる様になったとか。