日本のプロ野球も開幕から、一ヶ月経ち、
今年はどのチームが優勝してもおかしくない程 、
戦力が拮抗しているので、面白いですね。
ところで,陸上競技や、野球、サッカー、
ラグビーといった、競技用スペースと、
観客席を備えた建造物のコトをスタジアムと言います。
この語源は、ギリシアや、ローマ時代に使われた距離の単位
「スタディオン」から来ています。
正確な時間と距離を計るすべを持たなかった当時、
砂漠の地平線に、日の出がさした時から歩き始め、
太陽の下部が、地平線を離れる瞬間まで歩いた距離を、
「1スタディオン」と呼んでいました。
太陽が地平線から顔を出し、
地上を離れる時間は、約2分。
つまり2分間に、人が平均して歩く距離が、
1スタディオンと言い、その距離は、
およそ180~192メートルになります。
古代オリンピックでは、この1スタディオンの間を、
かけっこで競い合っていました。
それ以上の距離を走る競技では、
水泳競技の様に、1スタディオンを往復していたそうです。
やがて、競走そのものを指す言葉として、
「スタディオン」が使われ、競技場そのものを、
「スタディアム」と呼ばれる様になり、
陸上競技に限らず、野球、サッカーといった、
キャパシティの大きい施設のコトを指す様になりました。
最近は、バーベキューバーベキューや、
寝転んで野球観戦を楽しめたり、
コンサートや、住宅展示場など、
多目的な施設としても利用されていますね。