昔、アパートで、独り暮らしをしていた時、
知人から、猫をあずかった事がありました。
知人がアパートで飼っていたら、
大家さんに見つかり、しばらく預かってくれとのこと・・。
(ウチも飼えないのに・・)
飼ってみると、カワイイもンで、
はじめは、部屋の隅で、縮こまっていましたが、
慣れて来ると、あぐらをかいた膝から離れないくらい、
ベッタリなついてました。
飼って見ると、意外な驚きや発見があり、
猫の頭のよさに、心底ビックリさせられる時がありました。
出かける時には、エサと水を用意して仕事へ行くのですが、
その猫、「流し台」の蛇口から直接水を飲んでました。
ここから水が出るのを見ていて、覚えたンでしょうか、
水道の蛇口の中をよく見ると、
内側に波打ったようなギザギザの金属の板がついています。
そこに水の表面張力で、
ある程度の量の水が溜まっていて、
蛇口をペロペロなめると、
喉を潤すには丁度イイ量の
水を得られる知恵を、
「猫ちゃん」は身につけていた。
(誰からも教わってないのに(驚き!)
実はこのギザギザ、「整流板」と呼ばれるもので、
蛇口から水が出るときに、
しぶきを撒き散らさないように、
水の流れを整える為のモノ。
もしこれが無かったら、
水が周囲に飛び散って、
水浸しになってしまうのです。
あちこち飛び散らないように
つけられたギザギザ。
それを利用した猫ちゃん、賢い!。