『Winter boy (Le lyceen)』
製作年 2022年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督 クリストフ・オノレ
キャスト
リュカ・ロニ/ポール・キルシェ
カンタン・ロニ/バンサン・ラコスト
イザベル・ロニ/ジュリエット・ビノシュ
リリオ/エルバン・ケポア・ファレ
「凪には戻れない」って言葉が凄くしっくり来た。
「2週間前の、傷ひとつ無かった頃の僕」
見える傷も、見えない傷も。
全く無かった頃には誰も戻れないのだと。
だけど、もう一度立ち上がる事を歌ったラスト。
辛いけど、優しい。
良くある美少年のゲイの葛藤モノかと思っていた事を謝罪したい。
ある日突然父を亡くした身としては、涙が止まらず。
母は、一度でも父を恨まず眠れた事があるのだろうか…
繰り返し繰り返し泣けて、割れた破片を握りしめる気持ちも理解出来て。
彼の中にあった疑念は、父親に捨てられたような、存在価値を失ったような。とても辛い物。
自分は、父をこの世に繋ぎ止めておく障害にもならない存在だったのか…と、何度も泣いたから。今なお泣けるから。
だけど、誠実な大人の優しさ示したリリオが、凄く良いのだ。
ゲイ描写はかなり際どい。