『クロニクル(原題 CHRONICLE )』 | 空のブログ

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見た映画

大学帰りのシャイ兄と待ち合わせてコレドのタイ料理屋さんでランチした後、彼と別れて『クロニクル(原題 CHRONICLE)』観賞。

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製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス
監督 ジョシュ・トランク
脚本 マックス・ランディス
キャスト
アンドリュー・デトマー/ デイン・デハーン
マット・ギャレッティ/ アレックス・ラッセル
スティーヴ・モンゴメリー/ マイケル・B・ジョーダン
リチャード・デトマー/ マイケル・ケリー
ケイシー・レター/ アシュレイ・ヒンショウ

辛いなぁ‥

普通の少年が超能力を身に付けたら、ヒーローなんかにはならない。・・って現実を突きつけられる感じ。
アンドリューは酒浸りの父親と、生死を彷徨って寝たきりの母親。学校では虐められ、同じ力を身に付けて友達になった二人は自分と違って恵まれている。
3人の中で、一番強力な力を身に付け、一番惨めな日常を送っていたら、その力を誰かの役に立てよう・・なんて思えないのが普通かもしれない。
せめて最愛の母親の病気がもう少し軽ければね‥せめて彼の変化に気が付いて、気にかけてくれる人が居たらね。

兎に角、アンドリューにとって、苦しんでいる母親の命より、他人の・・特に不良たちの命が軽いなんてことは無いんだ。
こっそりその力を使って、バイトとかしたら良いのに。上手くやれば薬代位稼ぐの簡単だと思うよ。
医学の勉強したら、あり得ない外科手術が可能になるかもしれない・・そうすれば、母親も直せるかもしれない・・
そんな風に未来を思い描けないくらい、心は捻じ曲げられている。
カメラを通して、自分と現実に距離を置いている。

折角得た可能性は、悪い方に悪い方に転がって、同じように父親の病んで追いつめられた心が更にアンドリューを追いつめて、暴走して行く様は、本当に、やるせなくて、可哀想で、辛い。
前よりもっとどんどん孤独になって行く。

思春期の繊細で変動しやすい心に、あの力を託すのはちょっと無謀だね。他の子たちだって、何かあれば変貌する可能性が有る。失恋したり、選挙に落ちたり‥ね。
自分より不安定な人が居たから平静を保ちやすかったのかもしれないし。

大人なら安心って訳じゃ勿論ないけど。



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帰りの電車から見た虹が綺麗でしたが、降りたら薄れてて残念でした。