『ソフィアの夜明け』と『ルイーサ』 | 空のブログ

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見た映画

11月ですね!
一年で一番仕事が忙しい時期です。

とは言え今日は1日。ファーストディです。

レディスデーが無いシアターもサービスデー。
なので、渋谷で2館はしごして来ました。

まず『ソフィアの夜明け』。
春期の最初の敵は親なのよね・・

それは痛感するわ。嘗て自ら思春期で、今思春期の子供を持つ身として切実に。

17歳のゲオルギは、親の元から飛び出したくて悪ぶっている。
加わったギャングを肯定している訳じゃなくてもね。

でも、傷付きながら旅行者を守ろうとしたはみ出し者の兄の姿は衝撃だったんだと思う。

翌日、嫌な思いをするのを承知で訪ねてきながら何も言わない兄の確かな愛情を感じただろうし。

芸術家は、生きるのが下手な人も多いけど、この兄もそうだったのでしょうね。
でも訪れた朝は、誰にとっても、確かに新しい希望に満ちた朝なんだな・・


不慮の事故で亡くなったと言う、フリスト・フリストフの冥福を祈ります。


そして、『ルイーサ』。
ブエノスアイレスの地下鉄って凄いわ。
皆逞しい。あの手この手で小銭を稼いで生きている。

日本人にはショッキングな光景だけれど、30年、早朝バスで葬祭屋の勤務に出かけ、帰って寝るだけの生活をしてきた60歳のルイーサにとっても同じ。
地下鉄は未知の場所。
仕事の無い生活も同じ。
そして、愛猫の居ない毎日もね。

夫と娘を亡くしてから悲しみの中で生きてきて、唯一の安らぎが、愛猫のティト。
解雇よりもティトの死の方が痛手だったかもね。

世間知らずで突飛な方向転換。
でも力強いわ。

そして管理人ホセが何とも良いキャラよね。
つれなくても毎朝の挨拶を欠かさずに、食事に誘ったり、様子を気にしたり、電気代を建替えたり。

ホセは、ルイーサの亡き娘の友だちだったのね・・

それに片足のオラシオの抱える悲しみ。
地下に巣食う人々は、したたかで抜け目無くて、ちょっと切ない。

でも、明日も元気に生きていかなきゃね。

どちらもまずまずかな。

ここ数日寒かったので、ちょっと温かい格好で行ったけど、メトロ暑過ぎ。