『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー (I Was a Stranger)』
製作年 2024年
製作国 アメリカ・ヨルダン・パレスチナ合作
配給 ハーク
監督 ブラント・アンダーセン
キャスト
密輸業者マルワン/オマール・シー
医師アミラ/ヤスミン・アル・マスリー
詩人ファティ/ジアド・バクリ
シリア軍兵士ムスタファ/ヤヤ・マヘイニ
沿岸管備隊スタヴロス/コンスタンティン・マルクーラキス
シリア内戦。
独裁政権。
全貌の説明や「アラブの春」の話は出て来ないけど、春の次に来た耐え難く辛く長い「アラブの夏」に起きた難民大流出。
病院は重症患者で溢れ、常に銃声の音がする。
そして爆撃。
日本は平和ボケしてるって言われるけど、それがどんなに尊い事か。
医師と兵士と密航業者と詩人と沿岸警備隊の視点から描かれる。
それぞれが、親子の物語でもある。
母であり父であり息子、娘。
無事に海を渡れるか…の先に、1人でも多くの命を救おうと目を光らせる沿岸警備隊の船長。
彼も命懸けで任務に当たっていて、幼い息子はちょっと寂しい。
でも、救った数ではなく、救えなかった命の数を数えている。
これは、同じく沿岸警備隊を扱った映画『守護神』の伝説的なレスキュースイマーもそうだった。
なんて頼もしい。
そして、今回の任務で数が上乗せされてしまう。
誰かの大切な子どもの命。しんどいだろうなぁ…
目を背けたくなる人も居るだろうけど。
本当にリアルに、感じられる。
凄く辛いし理不尽だし、本当に、やめようよ…戦争。
特に内戦は、家族や隣人も相手だから、救いようがない。
監督は人道支援活動家でもある。資金調達の為にまず短編映画『Refugee』を作り賞を取り、それをベースに長編映画を作ってそうです。
素晴らしい映画です。