わたしは大阪府立岸和田高校の出身である。昨日同窓会会報が届いた。年に一度とはいえ海外にまで送ってくれるのはありがたい。出身大学は国際的であることが売りなので、海外までいろいろ送ってくれてもまあ当然だと思っているが、高校はかなりドメスティックなところなので、なんか意外でひときわ嬉しい。
おや今回は消印が姫路だ。姫路に住んでいる同窓会関係者がいるのか、わざわざ出張か観光で姫路を訪ねた際に送ってくれたのか、いずれにしてもありがとうございます。
それで一面から読み出したのだが、いきなりびっくりしてしまった。
今の校長先生の手記なんだけど、修学旅行が台湾で、そのほかオーストラリアやイギリスに研修に行ってるらしい…わたしの在学時は修学旅行は国内だったし、海外研修なんて企画も構想もなかったはずだ…。1年アメリカに留学した同級生はいたけど、それから英語の発音がネイティブ並の帰国子女も1人いたけど、そのほかはドメドメの高校だった。外国人の英語教師もいなかったな。
それに海外研修とかってお金もかかりそう…大阪のはずれの公立高校なのにみんな出せるのかな。うちは無理をいえば出してくれたと思うけど、4人姉弟だったからかなりギリギリだったと思う。海外研修なんてなくてよかった。行けないとなると行ける同級生を羨ましく思って歯軋りしただろうし、行ったら行ったで大学は家から通える国公立限定とか交換条件がついたかも。
当時英語はかなり得意で漠然と国際的な仕事がしたいと思っていたから。海外研修なんて機会があれば是が非でも参加したいと思ったはず…行けなかった可能性の方がちょっと高いから、やっぱりなくてよかったんだろうな。もう考えても仕方ないことだけど。