こんにちは。


消えた沖縄11日目を再現すべく

がんばってみようと思います。

グー


「朝8時半の船や」


とのことで、早めに出発し、安座真港に

向かったのですが


8時の間違いで、無情にも

目の前でフェリーは行ってしまいました。


さようなら。


次の船まで時間があるので、 

琉球祖先神アマミキヨの聖地をめぐる

「東御回り(あがりうまーい)」

の1か所だけを参りました。


全部で14か所を回るようです。


あがりうまーい 





また港にもどり、9時半の高速船に。


高速船はフェリーに比べ、かなり小さいです。




窓からは、波しぶきしか見えません。



「洗濯機の中みたいや。 

帰りはフェリーにしような」


と、彼はぼやいていましたが、

なかなか非日常的でおもしろいですよ。


高速船で約15分、

フェリーで約25分。


着いたのは


琉球祖先神、アマミキヨが降り立ったという

久高島。


島全体が、神聖な場所なので

石や砂、植物なども持ち帰りNGだそう。


(悪いことが起きるらしい)






島内は、徒歩でも回れなくはないですが

自転車を借ります。


船が満席だったので(補助席に座る人も)


「観光客だらけなのかあ、、、」


と、ちょっとがっかりしていたのですが


自転車で各々走り去ると、道でたまに

すれ違う程度となりました。


まっすぐにつづく道を、ちゃりちゃり

自転車の音だけが聞こえてきます。


まずは、島の先端、ハビャーンへ。




琉球開闢の祖、アマミキヨが

降り立った場所とされる聖地です。





なんという、海の蒼さ!


この風景を見られただけで

本当に来てよかった。


聖地なので、遊泳禁止。


大切に敬い守られてきたからこその美しさ。




このあとは、フボー御嶽へ。

神女(ノロ)以外、立ち入り禁止。

入口だけを見させていただけます。





ロマンスロードをすこし走ったあと

五穀が入った壺の流れ着いた場所とされている

イシキ浜へ。


ラグーンになっているので

昔から天然の港になっていたのかもしれません。







スルパンや、御殿庭など

集落内の見どころを回ります。


島には220人の方が住まわれていますが

子どもはじめ、みなさん

「こんにちはー」

と、あいさつしてくださいます。


漁港まできたとき、

ベンチに座ってるおじさまに


「どちらからですか」


と聞かれたので


「三重からです」


と答えると、


「さっきも三重の人がいたねー。

四日市って言ってたね」


だそう。へえー、とそのままお話をしていると


なんと、数え年97才になられたばかりで

18才のときには戦争にかり出されたよ、

と、おっしゃるではありませんか。


総攻撃のあと、池上宮まで泳いで首里に戻り

そのあとまた、糸満から


死ぬよりはと、泳いで久高島に帰ったそう。


「◯年の☓月△日だったねえ」


と、日にちまで細かく覚えていらっしゃり

びっくりです。

戦後の話をきいているうちに、

私たちが乗ってきた、久高島への船会社の

創業者さんだと判明しました。



こちらの方でした 


戦争体験も 


自叙伝も1冊くださいました。

🙏


「あれ、2時の船だね。臨時便だね」


と、自転車に乗って

去って行かれました。


今も夕方から事務仕事などされているそう。


「俺は92才までの計画しか立ててへん。

あんな元気な96才になったらどうしよう」


と、彼が言うていました。

ねー


久高島からは、砂も石も持ち帰れないけれど

本当に素晴らしい経験と

出会い(と、本)をいただけました。





自転車を返して、黒砂糖のアイスを食べて

フェリーへ。



このあと、斎場御嶽に向かいますが

長くなったのでまた今度。


ではでは、たのしい三連休を

お過ごしくださいね。