本日の読書感想文


塞王の楯

今村翔吾


あらすじ 


一乗谷の落城で家族を失った匡介は

滋賀の石垣積みの匠に拾われる。


太閤が他界し、天下動乱が近づくなか、


鉄壁の大津城を巡り


国友衆の大砲と穴太衆の石垣がぶつかる。


楯と鉾


泰平の世を作り出すのは果たしてどちらか?







グッときたポイント 


一乗谷落城から始まり






本能寺の変では

蒲生氏郷の日野城を巡る攻防。







伏見城攻防を経て


クライマックスは琵琶湖をバックに

水で固められた大津城。


どこもここも

まさに知りつくしているところばかり。


(↑一乗谷は知り尽くしていないけど)


穴太衆メンバーはもちろんのこと、

ライバルとなる国友衆や


大津城主の京極高次・お初夫妻。


どの人物もしっかりキャラクターが

作り込まれていて


流石直木賞とうなりました。


攻防戦も絵になる感じですので、

映画化されるのではないでしょうか。


  

ちなみに、中学時代の同級生のお父さんが

穴太積みの研究をされていて

課外授業に来て下さったことがあります。


この本で、穴太衆が一躍有名になり

大喜びではないかと思います。


今村さんご自身も

守山市の埋蔵文化財調査員を

されていたらしいので


滋賀を舞台にしたこの作品での受賞


本当に

おめでとうございます。



こんな人におすすめ 


城好き、戦国時代好き、滋賀好きには

たまらない1冊では?


浅井三姉妹の中で

お初がメインとなる作品は少ないのでは?


直木賞受賞が決まり


今はAmazonさんでも翌日配送が

厳しいみたいです。


ちょっと待てば届くかも?


《追伸》


増版されたから今は翌日に届くみたいです。




 

 


寒い時期の読者タイムに

ぜひぜひ


コーヒー



大人のカロリミット

 


マキアレイベル 薬用クリアエステヴェール