「行って後悔する旅行はほとんどない」
記事内に、
「誘われても断る人が多い」
と書いてありますが、そうなの???
私の場合、断るとしたら、
「そのメンバーよりは、他のメンバー(もしくは独り)で行きたい」
です。
ちなみに、団体旅行(ツアー?)は、修学旅行以外は参加したことがありません。。。
拘束感がイヤなんですよね。
動物占い「狼」の私が変わっているのかもしれませんけど。
ちなみに、
「行って後悔はしていないけど、、、」
の旅が一回だけあります。
前犬シェパードが他界した1ヶ月後くらいの時。
2日寝込んだだけで、ポックリ逝ってくれた飼い主孝行な犬だったのですが、
いかんせんデカイのです。
火葬場所は、ずっと前から思い出深い大津市の湖西の火葬場と決めていたのですが、
民間の火葬場ではないので、自分で運ばなくてはなりませんし、
骨壺も持参せねばなりません。
看取ってから火葬まで、両親特に母は、
火葬場まで運ぶ板だの骨壺(お漬物用の壺ですが)を買いに走ったり、
夜中にセ○マさんにドライアイスをもらいに走ってくれたり、
ホントにお世話になったのです。
お礼の気持ちも含め、ふたりで城崎温泉行くことにしました。
着いた日から、どうも体調が悪く、
外湯巡りも
「うーん、ちょっと気持ち悪いから独りで行ってきて」
と断り、母には悪いなと思いつつ早々に就寝。
翌日、朝食の途中から、もう冷や汗か油汗かわかない汗がドバドバ出るほどの腹痛が始まり、
加えて嘔吐まで始まり、、、
トイレから出られない状態に
朝食の配膳に来て下さっていた仲居さんが、
ただならぬ気配を感じたらしく、女将さんに告げ、
女将さんが
「万が一、食中毒とかだったら大変ですし、救急車を呼びましょう」
と
人生初の救急車搬送に。。。
たくさんの方が見守る中、パジャマ姿で救急車に乗せられ、
しかも、激しい腹痛の為、救急隊員さんの質問にも答えられず、
「妊娠の可能性はありますか?」
「いや、ないと思いますけど。わかりませんけど。」
と、母が代わりに憶測で受け答えせねばならず、、、
救急車搬送後も、
旅館の方が、車と部屋にあった荷物を届けて下さったらしいのですが、
お礼を受けとって下さらず、右往左往したりと、母大変。。。
一方の私は、連休だったのか、救急病棟がめちゃくちゃ混んでおり
「CTの順番回ってくるまで待っててくださいねー、
吐きそうになったら、ココに吐いてくださいね!」
と、ストレッチャーのまま放置。
冷や汗油汗状態からいきなりエアコンガンガンの部屋に放置されて、ガクガク震えだしたものの、
多忙のため、誰にも気づいてもらえず。。。
「ああ、こんな誰にも気づいてもらえない中で死にたくない。。。」
と、ストレッチャーの中で痛みに耐えつつマジ思いました。
やっと回ってきたCTの結果、
「最近便通があったのはいつでしたか?」
「うーん、覚えてないです」
「うむ。。。極度の便秘から腸閉塞になりかけていますね。
最悪の場合は開腹手術が必要になりますが、
ま、とりあえず水分補給をして、もう少し便通をまちましょうか。」
と、点滴を受け、
結果、無事に開通したので入院もなくすみました。
無事解放された瞬間に
「幼稚園児じゃないんだから、
最後のウ○コの日ぐらい覚えておきなさいよ!」
と母に激怒されました。。。
「城崎にて」とか、当時は最愛のパートナーであったシェパードに思いを馳せつつ文豪気分に浸る気だったのに
ろくに温泉にもつからないまま。。。
(母は、
「温泉街に射的とかあって、やりたかったわ〜」
とのことでしたが。。。)
病院のトイレでパジャマから着替えて帰路につきました。。。
こんなテンヤワンヤの旅ですら、
終わってみれば良い思い出で、
「ホントにあのときは!!!」
と、笑い話とは行かないまでも、苦笑話にはなるから不思議です。
「最後のウ○コの日ぐらい覚えておきなさい」
母の教訓リスト、今のところ第1位です。
ってか、母出不精になった理由は
私との城崎温泉、苦労編がトラウマになっているのか!?
と、今気づきました(爆汗)
母よ、ごめんなさい!