グルメジャーナリストの友人から「キリさん、フランスから帰国した北村シェフのお店にご招待されました。ご一緒にいかがですか?」という嬉しいお誘いが。

そんなわけで、ウキウキと虎ノ門ヒルズまでお出かけ。

日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅の改札を出て、オフィスビルのエレベーターで7階まで。

そして、そこからまた違うエレベーターで45階を目指します。

 

そこは180度東京を見渡す絶景の広がるホールTOKYO NODE。

お上りさん気分で思わず、パチリ。いえいえ、この景色はみんな気分が高揚すると思いますよ。

 

そこからさらに別のエレベーターで49階へ。

降りたところにあるのがフランスで15年修行し、パリ2区のERHのシェフをミシュランの1つ星に導いた噂の北村啓太のAPOTHEOSEです。

 

なんでも、APOTHEOSE(フランス語で最高の賞賛の意味)の名前に値する「日本最高峰のフレンチレストラン」をオープンするにあたり、ソムリエ、パティシエとともに引き抜かれて帰国したのだそうです。

パリで活躍する日本人シェフはどんどん増えているけれど、同じ日本人として誇らしい気分がしますね。

 

さあ、では、そのお料理はというと!

 

美しいことはもちろんのこと、軽妙かつ繊細。

それでいて素材の風味がしっかりと立つ印象的なお料理でした。

 

ウエイティングバーでの冷たい玉露。

ごぼう、ウイキョウ、ベルガモット...。そしてスモークされた羊肉。

それにしても、薫りの記憶ってこんなに残るものなのですね。

そして、その薫りをぎゅっと一品の料理に封じ込めた。

日本のテロワールにこだわったそんなお料理が楽しめるのがこのお店なのです。

 

レストランを出たところは東京を見下ろすプライベートプールが(飲んだ後はもちろん泳げません)。

そして、その向こうにはKEI KOBAYASHIのWレストランが、と。

なんとも贅沢なスペースです。

 

これからフランスに住もうっていう私がいうのはなんですが、

東京ってなんだか楽しい。一夜だけ東京最前線の旅に出たような。

そんな気持ちにさせられるレストランの味を体験できたのでした。

 

APOTHEOSE

虎ノ門ヒルズ TOKYO NODE49階

電話03-6811-2573

http://apothesoe.jp/