アンスティチュ・フランセの冬季講座も終了。プティ・セナクルの冬季講座も同様に明日で終了です。

そして、待ちに待った桜の季節が訪れる頃に、

初の対談講座を開催する予定です。

 

題して「美女たちのアール・ド・ヴィーヴル〜恋と名画とアンティーク」。

 

18世紀の貴族や上流階級が生きたヴェルサイユ宮殿には、「幸せな人生」を送るために必要な暗黙のルールがありました。

 

ART DE VIVRE アール・ド・ヴィーヴルとは、

「生きた芸術」「芸術的な人生」と訳されることが多いですが、

それだけではなくて、宮廷で「幸せな人生を送るための『生き方作法』」と解釈するのが正しいように思います。

 

そんな「生き方作法」を全うするために、

歴史上の美女たちのインテリアや日常生活には、美術工芸品いわばアンティークが必要になってくるのです。

 

 

フランス革命が勃発して貴族制が崩壊して100年。

19世紀後半に生きた印象派の画家ルノワールは、ポンパドゥール侯爵夫人が庇護した画家ブーシェをこよなく愛し、お手本にしました。

 

今回の対談講座では、

理解するのが難しいからこそ、なんだか憧れるフランス流「アール・ド・ヴィーヴル」の精神を、画家ルノワールの絵画とポンパドゥール侯爵夫人が愛したアンティークを通して深掘りしていきたいと思っています。